令和6年度 スポーツサイエンス科卒業研究発表会を開催しました!
スポーツサイエンス科第18期生(体育科53期生)の「卒業研究発表会」が行われました。
本校スポーツサイエンス科では、様々なスポーツに関する理論を学び、実践を通して競技力向上を目指すと共に、
体育指導者として資質・能力を育成することを目標としています。
「卒業研究」は、生徒達が3年間、それぞれの種目で行った様々な探究活動をまとめた“学びの足跡”で、これを後輩が受け継ぎ、
更に発展させることで、添上高校の大きな財産となっています。
本日は、先日のクラス発表会を経た選りすぐりの3作を発表してもらいました。



発表1 『100mのタイムにおける厚底スパイクの関係性について』
陸上競技部 立花 咲良 土井 貫永 宮本 篤史
発表・質疑応答・担当教員(大谷 優貴乃)からの講評









発表2 『陸上競技における棒高跳と体操競技の動作との関連性について』
陸上競技部 中谷 倖也 西前 瑶
発表・質疑応答・担当教員(野村 勇樹)からの講評









発表3 『スクワット及びデッドリフトによる脚伸展ハイパワートレーニングとスタートダッシュの関係性』
陸上競技部 坂根 亜美瑠 寺前 結菜 中井 穂香 吉田 小晏
発表・質疑応答・担当教員(松井 紀之)からの講評









私は、いつもスポーツサイエンス科の実習事前指導で
百聞は一見に如かず 百見は一考に如かず
百考は一行に如かず 百行は一果に如かず と話をしています。
“聞く”よりも“見る”、“見る”よりも“考える”、“考える”よりも“行動する”、そして“行動”して得た“結果”が自信となり、
自己有用感や自己肯定感を高めます。
“結果”を得ることは大切なことですが、『学ぶ』ことの本来の目的は、“答え(結果)”を得ることではありません。
『学ぶ』ことの目的は、“答え(結果)を導き出すための過程(プロセス)を身に付ける”ということです。
物事に対して、“どう取り組み、どう向き合っていくのか?”
これが『学び』の一番の目的です。
本校での三年間は、日々、こうしたサイクルの繰り返しで、多様な仲間と切磋琢磨し、刺激を受け合いながら、
人生の基礎となる人間力を育んでいく貴重な時間だったと思います。
「卒業研究」は、こうした時間の積み重ねを記録した3年生の“学びの足跡”であり、三年間の苦労や苦悩を含め、
数々の思い出と共に、スポーツサイエンス科生としての自信と誇りが溢れています。
これを下級生が受け継ぎ、更に発展させていくことで、添上高校の大きな財産となっていきます。
「卒業研究」をやり遂げた3年生の皆さんに賞賛の言葉を贈りたいと思います。
また、一方で忘れてはならないのは、添上高校での三年間を支えてくださったご家族や仲間、先生方への感謝の気持ちです。
自らの努力に併せて、ご家族や仲間たち、先生方の支えや協力、指導があって、活動があったことを忘れないでください。
最後になりましたが、生徒の研究にあたりご指導いただきましたすべての関係者の皆様方に深く感謝を申し上げます。
ありがとうございました。
本日の発表会では、学校運営協議会で協働いただいている奈良教育大学から前川真姫准教授と天理大学から岩山海渡准教授に来校いただき、
ご講評いただきました。



添上高校では、実践を通した学びの場を大切にしています。
令和6年度スポーツサイエンス科卒業研究抄録 https://drive.google.com/file/d/1-3_Pokgd4nADdeDnA8t96en6gYDlRnU6/view?usp=sharing
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