人文探究コース3期生の2年生が、「曽爾村探究プロジェクト」の一環として、曽爾村の特産物であるトマトを使った夏野菜カレー

“そにとまカレー”を発表しました。

人文探究コースでは、国立青少年教育振興機構が主催する全国高校生体験活動顕彰制度『地域探究プログラム』を活用し、

曽爾村が抱えている様々な課題について学び、解決に向けた探究活動を行うプロジェクトに参加しています。

この制度は、「高校生が地域づくりや地域の課題解決に取り組む大人との対話や体験活動を通して、探究する姿勢や課題と向き合う力を

身に付けるとともに、新たな価値を創造しようとする人材を育成する」目的で創設されました。

3期生も、昨年度のフィールドワークをもとに、曽爾村特産物のトマトのPRと販路拡大、食品ロスをなくす規格外トマトの活用をテーマに、

“そにとまカレー”の開発に取り組み、今回の発表となりました。

このカレーの特長は、水を一切使わずに、トマトから出る果汁だけでルーを作っている点です。

また、トマトの食感を残すために、果肉を少し大きめにカットして具材としても使っているため、トマトの酸味とカレーの辛さのバランスが

難しく、最適となるようにトマトの分量や煮込む時間を変えるなど、1学期から何度も試行錯誤し、試作を繰り返してきました。

そにとまカレーの後は、完熟トマトを使ったシャーベットで酸味と辛さをリフレッシュさせ、すっきりと口直しができます。

◇準備スタート

    

◇調理の様子

    

    

◇トマトと鶏肉、その他の野菜を煮込んでいきます

      

◇最後にオクラをトッピングして、夏野菜カレー“そにとまカレー”のできあがり!

    

◇先生方にも好評でした!

    

◇完熟トマトのシャーベット

    

◇試食の様子(多くのオーダーをいただきました! 人文探究コース2期生の3年生も絶賛でした!)

    

食材のトマトやタマネギ、ナスは、フィールドワークでいつもお世話になっている曽爾村トマト農家の寺前さんから提供していただきました。

今回のアンケート結果をもとに改良を重ね、最終的には曽爾村の宿泊施設で提供してもらったり、天理駅前でキッチンカーによる販売なども

視野に入れています。

この取組は、人文探究コース3期生として、令和6年度の全国高校生体験活動顕彰近畿ステージで発表していく予定です。

ご協力いただきました皆様、ありがとうございました。

曽爾村探究プロジェクトの詳細については、今後も添上高校ホームページで紹介していきます。