5月30日は添上高校の創立記念日です。

添上高校は、今年で創立118年目を迎え、これまでに2万人近くの卒業生を輩出し、卒業生の多くが奈良県はもとより

全国各地の様々な分野で社会を支える重要な人材として活躍されています。

添上高校では、『誠・力・愛』の校訓のもと、『自立した社会人の育成』を学校目標とし、その具体像として、

「社会に役立つ仕事ができる・仲間と共に働く事ができる・心身が鍛えられた人材の育成」を掲げています。

『誠・力・愛』の校訓には、次に示す6つの心が託されており、この6つの心を育成するために、生徒の皆さんが主体的に取り組む

学校行事や部活動を大切な教育の場と考え、積極的に推進しています。

  誠  …  素直で、真面目な心、  世のため、他人のために尽くす心

  力  …  諦めない心、      道を究めるために、努力を怠らない心

      愛  …  人を敬う心、      他人の喜びを、自分の喜びとできる心

創立記念日を迎えるにあたり、改めて本校の歴史と伝統を確認し、これまで以上に“添高生”としての自覚と誇りをもち、

添上高校で学ぶ喜びを感じてくれる事を期待しています。

【本校の沿革】

明治39年 3月23日    添上郡立農林学校(第一農林学校)、分校(第二農林学校)を設立。

大正10年 3月19日    添上郡立第一・第二農林学校を合併し、奈良県添上農学校とし、現在地(天理市櫟本町)に設置される。

大正12年 5月30日    県立高校として移管され、奈良県立添上農学校として創立記念式典を挙行。〔創立記念日の由来〕

昭和23年 9月 1日      校名を奈良県立添上高等学校とし、普通科と農業科を設置。

昭和23年12月 1日    校章を制定。

昭和25年 1月31日    校歌を制定。

昭和35年 3月31日    農業科を廃止。

昭和35年12月30日    校舎本館が竣工。

昭和37年11月30日    校舎北館が竣工。

昭和39年 4月22日    講堂兼体育館が竣工。

昭和45年 4月 1日      体育科を開設。

昭和60年 6月 6日      公認陸上競技場が竣工。

平成10年 5月26日    複合体育館が竣工。

平成17年 4月 1日      体育科をスポーツサイエンス科へ改編。

平成18年10月29日    創立100周年記念式典を挙行。校門前にモニュメント建立。

平成28年 2月29日    創立110周年記念として玄関横に校歌碑を建立。

令和 元年11月20日    スポーツサイエンス科(体育科)創設50周年記念式典を挙行。

令和 3年 4月 1日      普通科に「人文探究コース」を開設。

添上高校は、奈良県立高等学校適正化方針においても、『スポーツの振興に貢献できる人材の育成』を目指す学校として示され、

スクール・ミッションにおいても「奈良県の体育学習、スポーツ活動の中核となり、教育力を発信できる学校」を掲げています。

主体性を育み、個性や社会性を培うために部活動への加入を推奨し、8割以上の生徒が熱心に活動し、多くの生徒が全国大会や近畿大会に出場し、

活躍しています。

また、普通科人文探究コースでは、ICTを活用した反転授業により、探究活動を積極的に取り入れ、思考力・判断力・表現力を育成し、

予測困難なこれからの社会で自ら進むべき道を主体的に模索し、各々のステージでリーダーとして活躍できる人材の育成を目指しています。

創立記念日に寄せて、これまでの良き伝統を継承しつつ、これからの新しい時代にマッチした特色ある学校づくりに邁進し、

更なる発展に向けて努力していきたいと思います。

これからも、添上高校へのご支援・ご協力をよろしくお願いします。