人文探究コース「曽爾村探究プロジェクト」フィールドワークを行いました!
8月に予定していた人文探究コース4期生の「曽爾村探究プロジェクト」フィールドワークを行いました。
夏休み中に1泊2日の日程で実施する予定でしたが、台風接近のためフィールドワークを順延していました。
日帰りでのフィールドワークとなったため、当初の予定を縮小しましたが、観光・伝統・行政・福祉・特産①・②・③の
7つの探究班に分かれ、村内の様々な連携スポットを訪問し、インタビューや体験活動などのフィールドワークを行いました。
〈入所式の様子〉…あいにくの天気となりましたが、元気一杯、「曽爾村探究プロジェクト」がスタートしました。
〈観光・GLOCAL〉…屏風岩公園や伊勢本街道などの観光スポットや漆塗り工房ねんりん舎などを訪問。
観光シーズンの交通渋滞や高齢の観光客への対応、トイレ問題などの課題について説明を受けました。
〈伝統・獅子舞文化体験〉…人口減少による後継者不足や獅子舞の魅力発信など伝統文化の継承における課題についてお話しを伺った後、
門僕神社を訪れ、当日の様子を説明いただきました。
〈行政・曽爾村役場企画課〉…村民人口1000人をキープするため、空き家の改装やシェアハウス、求人や起業に関する情報発信など
移住定住政策について伺った後、シェアハウスや空き家の見学に行きました。
〈福祉・就労支援あさひ農業ハウス〉…プチプヨというプチトマトを栽培しているハウスを訪問。栽培の様子について伺いました。
次に、就労支援事業所「あさひ」を訪問し、トマト販売に使う新聞紙を使った手作りエコバックを作成。
〈特産①・寺前さんのトマト畑を訪問〉…農協のトマト選果場を訪問した後、曽爾村トマト部会会長の寺前さんのトマト畑で収穫体験。
今年は暑さで収穫時期がズレたり、水や肥料の調整が大変だったそうです。
〈特産②・ほうれん草畑を訪問〉…萩原さんのハウスを訪問し、種まき準備をお手伝い。糖度10以上が完熟ほうれん草となるが、
暑さでなかなか糖度が上がらない。後継者不足の対策として外国人の研修生を導入している。
〈特産③・ほうれん草畑を訪問〉…大向さんのハウスを訪問し、ほうれん草の種まき体験。最近は気温の上昇により、
ほうれん草の糖度が上がらず、完熟にならない等の課題を教えてもらった。
午後からは、フィールドワークでお世話になった皆様をお迎えし、4期生の1年生が、それぞれの連携スポットが抱える課題解決に向けた
具体的な提案を行いました。
◇プレゼンの準備
◇KP法(紙芝居法)による班ごとのプレゼン…自分たちが考えた課題解決プランを説明しました
◇プレゼンの後にはお世話になった方々からの質疑応答と新たな課題点の洗い出しミーティング
急な日程変更のため、昨年度、フィールドワークを体験した2年生がサポートで入る事ができず、1年生のみの活動となりましたが、
主体的に取り組み、活発なフィールドワークとなりました。
人文探究コースでは、国立青少年教育振興機構が主催する全国高校生体験活動顕彰制度『地域探究プログラム』を活用し、
曽爾村が抱えている様々な課題について学び、解決に向けた探究活動を行うプロジェクトに参加しています。
4年目となった今年は、5月に1回目のオリエンテーションを行い、国立曽爾青少年自然の家から企画指導専門職の三木智拡様と森岡亮平様、
そにのわGLOCALから中野祐介様、曽爾村農林業公社から今井美咲様、曽爾村役場から高松和弘様にお越しいただき、
曽爾村の魅力と曽爾村が抱える課題についてレクチャーいただきました。
1回目のオリエンテーションを受け、クラスでは、総合的な探究の時間を活用して、説明いただいた内容を基に探究グループをつくり、
探究テーマを絞り込むと共に、昨年度の取り組みを参考に、今年のフィールドワークにおける具体的な活動計画を作成しました。
6月に行った2回目のオリエンテーションでは、探究テーマの精選と活動計画について具体的なアドバイスをいただきました。
曽爾村探究プロジェクトの詳細は、今後も添上高校ホームページで紹介していきます。