人文探究コース「曽爾村探究プロジェクト」のフィールドワークが本日から1泊2日の日程で、

国立曽爾青少年自然の家を中心にスタートしました。

人文探究コースでは、国立青少年教育振興機構が主催する全国高校生体験活動顕彰制度『地域探究プログラム』を活用し、

曽爾村が抱えている様々な課題について学び、解決に向けた探究活動を行うプロジェクトに参加しています。

3年目となった今年は、5月に1回目のオリエンテーションを行い、国立曽爾青少年自然の家から企画指導専門職の三木智拡様と坂本純一様、

曽爾村役場から高松和弘様にお越しいただき、曽爾村の魅力と曽爾村が抱える課題についてレクチャーいただきました。

1回目のオリエンテーションを受け、クラスでは、総合的な探究の時間を活用して、説明いただいた内容を基に探究グループをつくり、

探究テーマを絞り込むと共に、昨年度の取り組みを参考に、今年のフィールドワークにおける具体的な活動計画を作成しました。

6月に行った2回目のオリエンテーションでは、探究テーマの精選と活動計画について具体的なアドバイスをいただきました。

フィールドワーク初日となった本日は、1年生が伝統・行政・観光・特産の4つの探究テーマに分かれ、村内の様々な連携スポットを訪問し、

インタビューや体験活動などの現地学習を行いました。

〈出発式・入所式の様子〉…天候にも恵まれ、「曽爾村探究プロジェクト」がスタートしました。

    

    

〈オリエンテーション①の様子〉…各班で探究活動の最終チェック!

    

    

    

    

〈伝統・獅子舞文化体験〉…伝統文化継承における課題についてお話しいただいた後、獅子舞にもチャレンジしました。

    

    

〈行政・SONI SUMMIT〉…移住定住政策について説明を受け、空き家を見学。離村された方や移住して来られた方からもお話を伺いました。

    

    

〈観光・観光スポットの見学〉…観光スポットを見学した後、そにのわの台所Katteで観光資源・地域資源の活用を考えました。

    

    

〈特産・寺前さんのトマト畑を訪問〉…農協のトマト選果場を訪問した後、曽爾村トマト部会会長の寺前さんのトマト畑で農業体験をしました。

    

    

昨年度、フィールドワークを体験した2年生が、1年生のサポート役として同行すると共に、1月に行われる全国高校生体験活動顕彰制度

『地域探究プログラム』の近畿地区予選会に向けた資料作成とプレゼンテーションの準備にも余念がありません。

昨年度の自分たちの探究活動を振り返ると共に、1年生にも的確なアドバイスもしてくれていました。

夕食を挟んで、本日の探究活動をまとめ、課題解決に向けた具体的な提案について最終調整を行います。

フィールドワーク2日目の明日は、1年生がそれぞれの連携スポットで課題解決に向けた具体的な提案を、

2年生は全国発表に向けた準備をする班と昨年度、自分達がお世話になった連携スポットを訪問し、

探究活動の総括とお礼のボランティア活動を行う班に分かれて活動します。

また、人文探究コースのもう一つの連携先である奈良教育大学の学生さん達も飛び入りで「曽爾村プロジェクト」に参加してくれます。

曽爾村探究プロジェクトの詳細は、今後も添上高校ホームページで紹介していきます。

最後に、コロナ禍の中、子どもたちの学びに快くご協力いただきました曽爾村の皆様に厚くお礼申し上げます。

ありがとうございました。