11月20日(月)1限、2限の「教育探究Ⅱ」の時間に、教育アンビシャスコースの3年6組の生徒たちは、畿央大学 教育学部教授 島 恒夫 先生から「道徳教育」についてご講義いただきました。「なぜ約束を守るのか」「なぜ人に親切にするのか」など、これまで深く考えたことのない島先生からの問いかけに、生徒たちは戸惑いながらグループで話し合いました。様々な意見が出てくる中で、島先生から「アノミー」(道徳性がない)⇒「他律」(他者によって善悪の判断を決める)⇒「社会律」(社会の視線を気にして判断する)⇒「自律」(自らの規準で判断する)へと、成長に伴い道徳性が発達することについて学び、高校3年生である自分たちは今どの段階まで成長できているのか、改めて自分自身を見つめ直すきっかけとなりました。また、これまで「道徳教育」とは何か、漠然とした考えしかなかった生徒たちは、島先生のご講義を受け、目に見えている「行い」だけでなく、見えない「心の中」に焦点を当て、よりよく生きようとする子どもたちの内面の力を養い、自立した一人の人間に育むことができるよう、自分自身がどのような状況においても、適切な行動を選択し、実践することができる力を身につけたいと感想を述べていました。そのためにも、これから「道徳教育」について深く考え学んでいくことで、「見返りを求めない、人に気づかれない」そんな親切ができるような人になろうという決意を固めていました。