教育アンビシャスコース3年6組の生徒たちは、10月26日(水)「教育探究Ⅱ」の授業で、奈良教育大学 教育学部 教授 越野和之 先生から『特別支援教育を学ぶ』という内容で、ご講義いただきました。日本で最初期の重症心身障害児たちとの療育記録を視聴した後、越野先生から、子どもが何を感じ、何を願い、何を求めているのか、子どもの心を追体験するしごとが教師の「専門性」に不可欠の一部であると伺い、「子どもの声を聴きとる」ことの重みを実感しました。また、障害児学級の子どもたちが日々発した言葉の数々を、宝物のように大切にし詩に表した坂爪セキさんの実践記録から、「深く聴きとられる」ことで育まれるものの大切さを学ぶことができました。越野先生のご講義を受講した生徒たちは、「子どもの声を深く聴きとる」ということが、その子の持つ「思い」や「願い」に、その子自身ととともに向き合うことであり、その「願い」を実現するためにともに歩んでいく教師でありたい、という思いを強く心に刻んでいました。