教育アンビシャスコース3年6組の生徒たちは、10月30日(月)「教育探究Ⅱ」の授業で、奈良教育大学 教育学部 教授 越野和之 先生から『特別支援教育を学ぶ』という内容で、ご講義いただきました。日本で最初期の重症心身障害児たちの療育記録を視聴した後、越野先生から、子どもたちが何を感じ、何を辛いと思い、何を喜びとし、何を求めているのか、それを追体験することが教師の仕事あると伺い、「子どもの声を深く聴きとる」ことの重みを実感しました。また、障害児学級の子どもたちが日々発した言葉の数々を、宝物のように大切にし詩に表した坂爪セキさんの実践記録から、「深く聴きとられる」ことで育まれるものの大切さを学びました。ご講義を受講し多くのことに気づき学んだ生徒たちは、もっともっと深く「特別支援教育」について学びたいと思うと同時に、子どもたち一人ひとりの成長や発達の芽を伸ばしていける教師になりたいと述べていました。また、障害について学んだからといって「障害をもって生きる」ということがわかるわけではありません。だからこそ、常に一人ひとりの子どもたちの「思い」や「願い」に向き合い、その「願い」を実現するために、考え行動する教師でありたいとも述べていました。