教育アンビシャスコースの2年生は、1月16日(月)5・6限目の学校設定科目「教育探究Ⅰ」の授業において、奈良教育大学幼年心理学 准教授 大西賢治先生から「幼年教育と子ども理解」についての講義を受けました。生徒たちは保育園と幼稚園の違いや認定こども園について、漠然とした知識しかありませんでしたが、それぞれの管轄省庁の違いや施設の目的、位置づけがどう違うのか、大西先生から詳しく説明していただきました。また、「子どもの思い」を理解し、寄り添おうとする姿勢は保育の基本だが、保育者が考える「子どもの思い」は保育者によって様々なので、共有し合うことが援助の可能性や視点の広がりを生むと、大西先生から具体例をあげて説明していただいたことで、これまで「子どもに寄り添える教師」を理想としていた生徒たちは、「寄り添う」ことについて考えるきっかけとなりました。子どもに寄り添い「子どもの思い」を理解したつもりでいても、他の先生方と共有し合うことで、自分の理解以外の別の捉え方があることに気づいたり、自分の考えをより深めたりすることにつながるとわかりました。今回のご講義で学んだことは、今後の「教育探究」への学習に対する意欲を高め、将来の夢を実現する糧となりました。