教育アンビシャスコースの2年生は、5月30日(火)2・3限目の学校設定科目「教育探究Ⅰ」の授業において、京都女子大学発達教育学部 准教授 齊藤和貴先生から「小学校体験実習の意義と留意点」についてご講義いただきました。以前小学校教員として勤務されていた齊藤先生が、1年生を対象に生活科の授業をされている様子を動画で拝見した生徒たちは、各自気づいたことを発表していきました。齊藤先生の使用されていた教材が魅力的であったことや児童がのびのびと発言できる雰囲気ができていたこと、児童が自分の考えを思い思いに口にしていても、先生が誰かを指名すると口を閉じ指名された児童の発言をしっかりと聞くクラスづくりができていることなど、多くのことに気づくことができました。中でも、齊藤先生が子どもたちのつぶやいた言葉を大切に拾い上げ、子どもたちに考えさせるような質問を投げ返すことで、子どもたち同士の対話や議論が広がるような授業をされていることに感動していました。また、齊藤先生から「小学校体験実習」において、自分の足りていないところや課題、理想の教師像を見つけるためにも、子どもたち一人一人と積極的に関わり、教師の仕事をじっくりと観察することが大切だと教わった生徒たちは、2学期から始まる実習への期待と意欲がこれまで以上に高まりました。