2019年(平成31年)1月24日(木)、1年生を対象に、伝承芸能鑑賞会を実施しました。
 明日香村伝承芸能保存会の皆さまに、6・7限の時間を使って「八雲琴(やくもごと)」と「南無天踊り(なもでおどり)」を披露していただきました。八雲琴は二弦琴とも言い、古事記にも記されている素戔嗚尊(スサノオノミコト)が持っていた、「天の沼琴」が起源とされています。また、南無天踊りは「~て天つくつ 天つくつ て天つくつ 天つくつ て天なもで 天なもで て天なもで 天なもで~ 」という独特のお囃子が耳に残る雨乞いの踊りです。
 鑑賞後は、八雲琴・笛・ホラ貝・太鼓などの楽器体験活動などを行いました。古くから伝わる楽器と明日香村伝承芸能保存会の皆さまの笑顔の力もあって、たくさんの生徒が積極的に体験活動に参加しました。会場は笑顔でいっぱいでした。
 明日香村には、古事記・日本書紀の時代より受け継がれてきた伝統的な芸能がたくさんあります。古くから文化が花開いた明日香は、日本文化の開闢の地であり、その原点がここにあります。本日は、その一部を鑑賞し体験する良い機会となりました。
 その明日香・高取を拠点として私たちの学校はあります。今日鑑賞した「南無天踊り」が舞われた時代には、日本で最も大陸からの使者が訪れる国際色豊かな地であったことでしょう。その地で学ぶ国際高校生、その卒業生として、日本文化の原点を海外に発信していける力を身につけていってほしいと思います。
 
明日香村伝承芸能保存会の皆さま、本日はありがとうございました。

司会は生徒が行いました 本校校長が挨拶しました 保存会の会長様のご挨拶
まず八雲琴 内容を生徒が説明 八雲琴の演奏を鑑賞しました 二弦琴の心地よく繊細な響きです
南無天踊りについてのご説明 皇極天皇の雨乞いの舞です  
水を司る龍神の登場です 雨が降り喜ぶ民衆の歓喜を表現します  
八雲琴の体験   横笛の体験です
ホラ貝の体験 これは難しいようです 女生徒も果敢にチャレンジ 学年主任も挑戦しましたが・・・
横笛を上手に吹けました 締太鼓の体験です こちらは鈴を体験しています
二人一組で龍神も体験しました 最後に代表生徒からお礼の言葉 ありがとうございました