2018年(平成30年)4月17日(火)、箏曲部がランチタイムコンサートを実施しました。当初の予定では、中庭で実施するはずでしたが、雨の懸念がありましたので、急遽、屋内へと変更になりました。琴は桐でできていますが、ほんの少し濡れただけでも狂いが生じる、非常にデリケートな楽器です。中庭に響き渡る音色が楽しめなかったのは残念ですが仕方ありません。
 その代わり屋内へと変更になったことで、琴を弾く姿を間近に見られたのは、幸運だったかもしれません。遠くから眺めながら音を楽しむだけでは味わえない、爪弾く指先の感覚や動きを感じることができました。演奏している近くをたくさんの生徒が取り巻いていましたが、あの雰囲気で演奏する機会はあまりないと思います。箏曲部の皆さんにとっても、貴重な体験となったことでしょう。
 どのような形にせよ、人前で自己を表現することは、自分自身の向上につながります。表現者と鑑賞者の距離が近ければ近いほど、双方の心に及ぼす力は大きくなります。箏曲部の皆さん、今日はすばらしい演奏をありがとうございました。今日の皆さんの演奏を聴き、姿を見て、たくさん新入部員が入ってくれるといいですね。

きれいな音色が響いていました 箏曲部の皆さんを取り巻くように楽しみました 近くで爪弾く様子を見ることができました