奈良県立青翔中学校

新型コロナウイルス感染防止のため、生徒は各教室に入り、始業式と着任式を放送で実施しました。式辞の中で駒沢校長先生は、「当たり前のことが当たり前ではなく、ありがたいことなのだ」と話され、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で不自由な生活を余儀なくされる中で、日ごろの生活において見えていなかった大切なものを見つめ直すこと・気づくことの大切さを話されました。そして、「他人と比較して劣っていても恥じることはないが、去年の自分と比較して劣っていれば、それは恥じるべきことだ」という松下幸之助（今のパナソニックの創業者）さんの言葉を引用し、去年の自分よりもどれだけ成長できるかが大切であり、そうすることで自分の未来を自分で創っていけるのだと話されました。

また、始業式後の高校入学式では、新入生に向けて「鳥の目、虫の目」の話がありました。鳥の目は大所高所から広い視野で全体を客観的にみるマクロの見方。一方、虫の目は目の前のことを大切にし、小さなことそしてターゲットを絞ったものを深くみるミクロな見方。そして、この両方があって物事の本質が見えるのだと話されました。

本当に大変な中ですが、新しい年度がスターしました。新入生のみなさん、そして在校生のみなさん、自分の力を信じ、青翔中学・高等学校での学びを通して、一歩一歩成長してください。