令和2年度の1学期は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、在宅学習や分散登校など、今まで経験することのなかった大変な状況が続きました。この日、ようやく終業式の日を迎えることができました。

終業式の前に、まず全校生徒で校舎内外の大掃除を行いました。暑い中でしたが、生徒のみなさん、熱心に清掃活動に取り組んでくれてありがとうございました。教室はもちろん、廊下や窓も丁寧に掃除してくれたおかげで校舎がとてもきれいになりました。

その後、新型コロナウイルスの感染防止と熱中症予防のため、生徒は各教室で終業式に参加し、校長先生をはじめ先生方のお話を放送で聞きました。コロナ禍の1学期を振り返ると、実施したくても実施できない授業や行事もあり、生徒のみなさんの期待や楽しみにそえない部分もありましたが、こうした状況にあっても、生徒のみなさんは本当によく頑張ってくれたと思っています。

校長先生のお話のなかに、「振り返ることで次への糧を見つけることができます」という言葉がありましたが、三者面談の中で担任の先生から受けたアドバイス等を参考にしながら、1学期の自分を振り返り、2学期以降の学校生活の「糧」を見つけてほしいと思います。

また、校長先生は、南米エクアドルの先住民族に伝わるハチドリのお話をされ、山火事の際に一滴ずつ水を運ぶ小さなハチドリの行動にたとえながら、「今、わたしにできること」を考え、「勇気をもってそのことに挑戦する」夏休みにしてほしい、そして、「社会と積極的にかかわり、自分を成長させて欲しい」と話されました。校長先生のお話をしっかり胸に刻み、青翔中学の生徒一人ひとりが、「自分にできるひとしずく」を見つけて新しい一歩を踏み出してくれることを期待しています。

終業式は終わりましたが、来週からは夏期特別授業と補充授業が始まります。より高い目標を達成するために、あともう少し共に頑張りましょう!