2018年(平成30年)6月8日(金)から6月15日(金)までの日程で、アメリカにある二つの姉妹校、シェーカーハイツ高校とビーチウッド高校から生徒12名、引率教員2名、合計14名の皆さんが来校され、本校生徒宅でホームスティしながら、学校生活を共にします。途中、地元の高取町内や明日香村などを見学されたり、大阪へ研修に行かれたりして、学校にはいないこともありますが、期間中、5日間は何らかの形で本校生徒と交流を行います。
 当ホームページでは、期間中の本校生徒と直接関わる交流や研修の様子について紹介していきます。

6月7日(木) 来日 ホストファミリーとご対面

 2018年(平成30年)6月7日(木)、夕方にアメリカ姉妹校からの研修生の皆さんが来校されました。この日、関西国際空港に到着し、バスで学校まで来られました。本格的に研修生として学校生活を送るのは明日からですが、今日から受け入れ先のホストファミリーとともに過ごすことになっています。本校の大会議室で、ホストファミリーの皆さんと対面し、それぞれのホストの皆さんとともに「家路」につきました。

歓迎プラカードを手に迎えます ホストファミリーとご対面です ホストの方と「帰宅」していきました
6月8日(金) 歓迎式典 学校生活体験1日目

 いよいよ本校生徒と初顔合わせの日が来ました。昨日、各ホストファミリーの皆さんと初めて日本の家庭で過ごした姉妹校の皆さんが、ホストの生徒とともに元気に登校してきました。
 今日は、授業開始前に体育館で歓迎式典を行いました。双方で挨拶や記念品の贈呈などを行いました。姉妹校の皆さんが歌を披露してくれたり、学校紹介のプレゼンテーションをしてくれたりしました。本校からは、吹奏楽部の皆さんが歓迎演奏を披露した後、全校生徒による校歌斉唱でもてなしました。
 式典後、姉妹校の皆さんには、これからの学校生活に向けたオリエンテーションを受けていただきました。ESS部の皆さんが本校を紹介するプレゼンテーションを行ったり、2年生に在籍中の2人の長期留学生が自己紹介をしたりもしました。
 3限目からはいよいよ授業体験です。今回は、1年生4クラス、2年生3クラス、3年生5クラスが姉妹校生を受け入れます。少し授業の様子を取材しましたが、下に紹介したとおり、すっかりクラスに溶け込んでいるようでした。
 さらに放課後には、茶道の体験を行いました。茶道部には1年生がたくさん入部しました。2・3年生はこれまでフランス姉妹校生などとの交流を経験していますが、1年生は初めてです。今回は入部後間もないこともあり、先輩が交流する様子を見学するだけでしたが、いい経験になったことと思います。海外からのお客様が来校されることの多い本校です。卒業するまでに何度かこういう機会があることでしょう。今度は皆さんが中心となって、おもてなしができるように、これからしっかりと練習を積んでください。

生徒たちとともに車に礼をする留学生です ホストの生徒とともに元気に登校してきました 職員朝礼時に引率責任者より挨拶

授業開始前に体育館で行われた歓迎式典の模様です。

歓迎式典 生徒会役員が先導しました 司会は生徒会役員 日本語と英語で行いました 開式・閉式の言葉はともに教頭です
最初に本校校長が歓迎のスピーチ 通訳は英語科教員です  
生徒会長から歓迎のスピーチ(英語と日本語) 担当教員が留学生を一人ずつ紹介しました 手を振って応えてくれました
姉妹校を代表してご挨拶 記念品の交換です  
姉妹校生の皆さんのパフォーマンス 吹奏楽部の皆さんの歓迎演奏 最後に全校生徒で校歌を披露しました

 歓迎式典後の1限目、姉妹校生の皆さんはオリエンテーションでした。最初に、ESS部の皆さんが本校を紹介するプレゼンテーションを行いました。続いて、本校の2年生に在籍している2人の長期留学生が自己紹介しました。その後は、これからの学校生活についての説明や、校舎の案内などを行いました。

ESS部員たちによる学校紹介 本年度の長期留学生2人が自己紹介

 3限目からは各クラスに分かれて、授業体験をしてもらいました。姉妹校生を受け入れているクラスを回り、授業の様子を少しだけ取材させていただきました。姉妹校生を中心に、自己紹介などをしているクラスもあれば、通常通りの授業を行っているクラスもありました。また、3年生のコミュニケーション英語の授業では、姉妹校の引率の先生にお入りいただいて、質問などをしながら展開しているところもありました。

自己紹介をしてもらっています こちらは通常授業でした こちらでは留学生をメインにした授業でした
  引率の先生に協力いただいて授業をしています 早速集合写真を撮るクラスも

 放課後は茶道部の協力を得て、茶道体験をしてもらいました。茶道部の指導をしていただいている外部講師の先生にも協力していただきました。茶道部員が点てたお茶を味わい、実際に茶筅を手に、お茶を点てる体験もしました。作法室で行いましたが、畳に座る習慣がないため、机と椅子を入れて立礼で行いましたが、皆さん、興味津々だったようです。

3年生がお点前を披露します   作法について説明を受けます
見よう見まねでお茶をたしなみます   茶筅について説明を受けます
実際にお茶を点てる体験です   3年生の部員とともに記念撮影
6月11日(月) 2日目

 来日後初めての週末を、日本の家庭で過ごした姉妹校生の皆さんが、全員元気に登校してきました。梅雨に入り、じめじめとした独特の気候ですが、体調を崩す人はいません。
 さて、今日の姉妹校生の皆さんの予定は、変化に富んでいます。午前中は、まず1年生の音楽の授業をともに受けました。その後は、地元高取町の古い町並みを散策しました。散策後は、学校に戻り、受け入れクラスの生徒たちとともに昼食です。午後は、高取町役場の歴史研修センターへ出かけ、銅鏡作りの体験をしました。体験後は再び学校に戻ってきて、放課後、合気道部の部活動見学と体験を行いました。
 高取町内の散策と銅鏡作りは、直接、本校生徒は関わらないため、当ホームページでの紹介は行いませんが、皆さん、非常に興味深く見学をしたり体験をしたりしていたようです。
 まず、最初に音楽の授業体験の様子を紹介します。全員で歌を歌ったり、少人数の班に分かれて歌を歌ったりしながら、和やかなうちに1時間過ごしました。

     

 続いて昼食の様子です。すべてのクラスの紹介は控えておきますが、まだ2日目とは思えないほど、皆さんクラスに馴染んでいるように感じました。

     

 最後に合気道部の見学と体験です。本格的な体験はけがの心配もあるためできませんが、簡単な受け身などを生徒の指導の下、行ってもらいました。その後は、生徒が組み手などを披露しました。最後に簡単な交流をした後、全員で記念写真を撮影し、和やかな雰囲気の中終了しました。

まず はじめに礼です ウォーミングアップを一緒にします 3年生が前で指示します
アップの後は黙想です 受け身の練習を一緒にしました  
部員たちの組み手を見学します 練習を見学した後は しばらく交流をしました

最後は全員で記念撮影しました

6月14日(木) 5日目

 

 姉妹校生の皆さんは、12日(火)は高取町内の長円禅寺での座禅体験と学校での書道体験が中心でした。13日(水)は大阪への研修に出かけ不在でした。
 今日、14日(木)は、午前中2時間だけ各クラスで授業を受け、その後は明日香村の散策に出かけました。わずか2時間でしたが、授業を通した交流の様子を少しだけ紹介します。
    仲良く机を並べて授業を受けていました
1年生の「奈良TIME」です 先頭でがんばっています 体育は見学になります
6月15日(金) 最終日
 姉妹校生の皆さんの歓迎式典から早くも1週間が経ちました。いよいよ皆さんが本校で過ごすのも、今日が最後です。
 これまでは、研修もかねて校外へ出ることの多かった皆さんですが、今日は1日本校で過ごしました。1限目から6限目まで授業に参加しました。1~3限は1年生の国際英語科、国際コミュニケーション科の英会話の授業、4~6限はそれぞれの受け入れクラスでの授業です。もちろん、昼食もそれぞれのクラスでとりました。7限のみは明日の京都研修に向けたオリエンテーションを行い、今回の本校での研修に関するアンケートに協力していただきました。
 放課後は、ホストファミリーや交流を希望する生徒とのお別れ会を行いました。双方の代表者が挨拶をした後、記念撮影をし、その後は思い思いに写真を取り合ったり、歓談したりしながら、別れを惜しみ合いました。
職員朝礼で挨拶されました
1年 国際コミュニケーション科 英会話
1年生 国際英語科の英会話の様子です

放課後に行われたお別れ会の様子です

校長の挨拶です 姉妹校生を引率された先生から ホストファミリーの皆さんとともに記念撮影
お別れ会に参加した全員で記念撮影 写真を撮り合ったり歓談したりして、互いに別れを惜しみ合いました。

 

 さて、今回のアメリカ姉妹校派遣研修生一行の受け入れに関し、様々な面でご協力をいただきました皆さまに心からお礼を申し上げます。今回の交流を無事成功裏に終えることができましたのも、皆さまのご協力のおかげです。本当にありがとうございました。
 
 アメリカ姉妹校派遣研修生の皆さま、本校生と過ごされた6日間はいかがでしたか。今回の交流が、双方にとってより親交が深まっていく契機となることを願っています。皆さまの訪問は、本校生徒にとって素晴らしい刺激となりました。生徒たちには、高校時代の貴重な記憶として心の奥に刻み込まれたことと思います。
 皆さまの日本での研修は、まだしばらく続きます。どうか健康に留意され、無事帰国されますことをお祈り申し上げます。