令和3年度 留学生送別会
令和4年3月2日(水)マレーシアからの長期留学生Zainin Binti Abdullah(ゼーニン・ビンティ・アブドウラ)さんの送別会を放送にて行いました。ゼーニンさんは2021年10月19日 から国際英語科2年1組に加わり、授業や行事を共にしてきました。最初はなかなか日本語を話すことができませんでしたが、持ち前の吸収力で授業中も積極的に手を挙げて意見や考えを発表できるようになりました。日本のアニメや文化に興味があり、初めて取り組んだ書道は教員も大絶賛の腕前でした!初めて雪を見たときは子供のようにはしゃいでいる姿が印象的でした。またクラブ活動にも積極的に参加しESS部では韓国とのオンライン交流に参加したり、ウガンダ・バングラデシュとのバーチャルツアーに参加したり、SDGsに関する想いを伝える動画を作成したときはニュースコメンテーターとして出演しました。他にも合気道部・茶道部・バレーボール部を見学し、日本の高校生活を楽しみました。放送の最中、様々な思いが溢れ、涙で声が詰まりましたが、放送が終わると学校中から大きな拍手が送られました。言葉が通じなくとも"心で"通じ合うことができると実感しました。
以下はゼーニンさんのお別れの言葉の原稿です。(本人の書いてくれた原稿のまま掲載しています。)
こんにちは!初めての自己紹介から久しぶりです。時間がこんなに早く過ぎました。最初は大変でしたが、(留学を)待つ価値はありました。ここに来られてうれしかったです。みんなとても優しいです。私はここでもっとも歓迎されていると感じています。ありがとうございます。この学校で私を迎えてくれた校長先生に感謝致します。ご不便をおかけして申し訳ございませんが、戸田先生に感謝致します。いつも耳を傾けてくれた片岡先生に感謝致します。書道とはんこの作り方を教えてくれた池田先生に感謝致します。ESS部と合気道部と茶道部とバレーボール部にご参加いただき、まことにありがとうございました。私に話しかけてくれて、クラスで教えてくれた、他の先生方に感謝します。私に近づいてきてくれたクラスメイトや他の生徒たちに感謝します。楽しかったです。皆様、ありがとうございました。よろしければ、個人的にありがとうございました。私はあなたたちがいなければ成し遂げられません。私の人生に足を踏み入れてくれてありがとう。誰かと間違えた場合にはお詫び申し上げます。みんなの笑いが恋しいです。みなさんと過ごせる時間がもっとあればいいのにと思います。私たちの道が再び会うことを願っています。さようなら。気をつけてね。
流暢な日本語でした! | 生徒会から記念品の贈呈がありました! |
校長先生から卒業証書が送られました! | 来ている着物は2-1からのプレゼントです! |
最後に担任の片岡先生からメッセージです!
ゼーニンさんへ
あなたとの5か月は あっというま でした。
日本語が ほとんど わからない ところから スタートし、いまでは 日本語で かいわができ、かんさいべんで こたえてくれます。とてもチャーミングです。
はじめ、クラスメイトとは ことばのかべが ありました。でも、あなたの どりょくと あなたの やさしいせいかくで 友情(ゆうじょう)を きずきあげました。
外国でくらす というのは、だれにとってもチャレンジングです。ふあんもあるし、おもっていたとおりに ならないこともある。でも、それに ちょうせんするから、価値(かち)がある。
あなたは ちょうせんし、のりこえました。よくがんばりました。
あなたの人生で チャレンジングなことが もっともっと でてくると おもいます。
でも、今のあなたなら、できる!
あなたの人生が 幸多きものになりますように。
担任・片岡智子より