7月12日 体力テスト

 天候に恵まれ、体力テストが実施されました。一人一人が自分の最大限の力で取り組んでくれていました。この結果をみて、自分の健康管理や運動能力の増進、生涯スポーツなどに反映させて、健康で生き生きした生活習慣を作ることに期待します。

 

7月20日 終業式

校長先生の式辞から
 みなさんは1学期間、プランターで野菜を栽培しました。物言わぬ野菜であってもその身になって大切に世話をすることは、自分や自分の周りの人を大切にすることにもつながります。優しく水遣りをしている姿は尊いものでした。
 ところで、現在NHKで放送中の大河ドラマ「どうする家康」は徳川家康の生涯を描いています。その家康には子どもが16人いたと言われていますが、10番目の男子、頼宣は、父・家康が見どころがあるとして最期まで手元に置き、自ら薫陶を与えて大切に育てました。大切にと言っても、まだ幼いにもかかわらず馬に乗せ、小川を飛び越えるように命じ、落ちても助けなかった等、厳しく育てたと伝わっています。
 頼宣は大坂夏の陣に際して先陣を希望しますが、幼生の若君だからと配下の部将が配慮して参戦に遅れます。これを悔しがったため、配下の将が「まだお若いから、これから機会は何度でもありましょう」といさめたところ、頼宣は「十四の春は二度と来るまじ(14歳が2度あるのか)」と叫んだそうです。これを聞いた父の家康は「今の一言こそが槍(手柄)である」と言って頼宣を褒め、諸大名も感嘆したとのことです。
 頼宣は紀州藩の初代藩主として、和歌浦の地は万葉の世からの景勝地だからと開発はさせずに景観を守り、道路や農地などの必要な開発は行い、環境保全と開発のバランスを考えた先進的政策を行っています。皆さんの「夏も二度とくるまじ」。頼宣にとっては先陣を務めることが何より大切でした。みなさんにとって何が大切か、よく考えて夏休みを過ごしてください。

生徒指導部長講話から
 生徒のみなさんが家を出発するときに、家族から「気をつけてね」と送りだしてくれたり、学校で先生から「また明日ね」「また2学期元気でね」と声をかけてもらえる裏には『無事に帰ってきてほしい』という思いがこもっています。夏休みはいろいろな経験を積めるチャンスではありますが、水難事故を含めた事故や事件などに遭わないように過ごし、元気に2学期を迎えください。