4月10日 第一学期始業式

校長先生の式辞
 校長先生は、式辞の始めに今までの三年間コロナの影響で色んな制限があり我慢の多い生活が続いてきた経緯を述べられました。それが今年の5月上旬からは法律上の位置付けが変わり、学習活動も幅広く行える可能性が出て来ると伝えられました。その中で、イスラエルの植物研究で、植物も人の接し方によって「喜んだり」「ストレスを音として出したり」と反応をしているというお話をしてくださいました。我々は、自分の見えないもの、聞こえないものはないものだと思ってしまう。それはもしかすると人同士の中でも起こっている。 相手のことを思う、気持ちを想像してみる大切さを考えてほしいというメッセージだと生徒たちも真摯に受け止めている様子でした。このことを受けて、新しい仲間とよりよい関係づくりに励んでほしいと思います。

生徒指導部長講話
 「和顔愛語」(わげんあいご)とは、和やかな表情で思いやりの言葉をもって人に接することです。「和顔愛語」には「先意承問」(せんいじょうもん)という言葉が続きます。「先意承問」とは、「先に相手の気持ちを察して、相手のために何ができるかを考える」ことだそうです。そのような人になってほしいということを話されました。

 

4月11日 入学式

  新入生の皆さん、入学おめでとうございます。 式には新入生8人全員が出席し、呼名されたときには緊張しながらも大きな声で返事をしていました。式後、教頭先生からはこれから新しい生活がスタートするが、張り切りすぎず、ぼちぼちがんばっていこうというお話をいただき、8人それぞれが期待と不安を胸に新たな一歩をスタートさせました。

 

校長先生の式辞
 本校は創立127年目、卒業生四万一千名の伝統ある学校であり、今日からはその一員になることを伝えられました。
 地球は46億年前に誕生し、海が40億年前にでき、38億年前に生命が誕生した。その中で現在は比較的安定した環境が続いている地球で、高校に在学する3年間ないし4年間は短い期間であるが、高校でのみなさんの学びは地球の将来に影響する重要なものである。
 全日制課程では文部科学省が指定する研究開発学校としてさまざまな学びの場、体験の場を用意している。定時制課程ではすでに社会の一員として、働いた成果を学校での学びの一部として評価する制度を本年度から実施することにしている。
 知識の断片を集めることは用意だが、その知識を実際に活用するためには、仲間とともに切磋琢磨することが必要である。
 本校の校訓である、至誠、至善、堅忍、力行の精神を大切にして高校生活を送ってほしい。
 この式辞を受けて、新入生たちは、真剣な面持ちで決意を新たにしていた様子でした。

4月12日 対面式

教頭先生のあいさつ
 今日初めて全学年がそろい、定時制課程の新学期が始まりました。
 新しい環境、新しい人間関係、色々と変わること(変化)が起こります。人は色々と変わること(変化すること)に対して不安や心配を感じてしまいます。それに対して「変化」を楽しみましょうと語りかけられました。「楽しもう」と思い込むことで少しずつ何かがよい方向に変わることを考えましょう。また、「自分を好きになろう」という話もされました。「わからないこと」「できないこと」があることは成長へのスタート。今はうまくいかなくても毎日「ボチボチ」やっていこうと語りかけられました。初めは、半信半疑の様子でしたが、話の後半は真剣な面持ちで捉えている様子が受け取れました。
 新学期頑張ろう。