今年度「探究基礎」を履修している1年生は、来年度は「課題研究」または「理数探究」を選択し、それぞれが決めたテーマを深めていきます。この時期に2年生は中間発表会を実施し、現時点までの研究過程を振り返り、今後の「突破口」を見いだす機会としました。今回は1年生がその中間発表を見学しました。

 発表の形式は、ポスター発表です。発表者は、自分の発表内容を数枚のポスターにまとめて掲示し、その前に立ってプレゼンテーションをします。発表中、聞き手は疑問に思ったことやさらに詳しく知りたいこと等を発表者に質問します。この質問がとても重要で、それを受けることによって発表者に新たな発見があったり、違う視点に気付くことができたりします。また、自分の発表内容がどのくらい聞き手に伝わったか、興味を引き出せたのかを知るバロメーターにもなります。1年生は先輩たちの前で少し緊張している様子でしたが、その中でも積極的に手を上げ、2年生に混じって疑問を投げかけていました。

 これまで1年生は、「探究基礎」の時間を通して仮説の立て方や、論理的にものごとを伝える練習をしてきましたが、実際に2年生が取り組んでいるものを間近で見たことで、自分たちがこれからしていくことを具体的にイメージすることができたと思います。