1年生が畝傍高校に入学して1か月が経ちました。

探究基礎の授業には、探究の手法を学ぶ「探究週」と、「探究週」で学んだことを、情報分野と英語分野のそれぞれの視点からさらに深める2種類があります。生徒たちはこの2週間、それぞれの分野で「面白い問い」の定義を考えながら、今年の1年生のお題である「チョコレート」についての適切な情報収集を続けてきました。

今週は、5月の「探究週」でした。入学当初の授業では、すぐに答えが出てしまうような浅い問いや、答えが1つしかないような問いを立てていた1年生たちですが、立てる問いの質が少しずつ変化してきているように思われます。グループになって他の生徒と対話することにより、「面白い問い」を生み出していく過程を経験しています。また、クラスメイトの新鮮な考えに触れる機会も多くもつことができています。

生徒は全員、毎回の探究基礎の時間の最後に記入する「気づきノート」というものを作っています。ここには、その日の経験から学んだことや気づいたことを、他の場面でどのように生かすことができるのかを考えて記録しています。グループで活動に取り組んだあとは、必ず「個人」で文字化・言語化する時間をとることによって、生徒たちは自分の考えをまとめて他者に分かりやすく伝える練習をしています。

今週の「探究週」での活動を踏まえて、来週からはまた情報と英語の分野に分かれ、さらに考えを深めたり、高めたりしていきます。今後の生徒の皆さんの変化が楽しみです。