2学期の探究基礎は、1学期の振り返りからスタートしました。まず1学期に学んだことが定着しているかの確認をしました。キーワードとなった表現を復習しながら、生徒たちがペアやグループになって、自分たちの言葉で語り合うことで、学んだことや大切なことを振り返るという、大事なステップです。

また、今後のことについても確認しました。2年生に向けてどのように学んでいくかについて知ることにより、長期的な見通しをもって取り組めるものと期待しています。マインドマップを用いて、現時点におけるテーマについても考える時間としました。生徒が、それぞれに思い思いのテーマを決めて、そこから、「なぜ?」という疑問の「種」を大事にしながら考えを掘り下げていく様子が見られました。自分が好きなこと=興味があることについて考えている時の生徒たちからは、面白いことを探そうとする姿勢が感じられました。

9月末には、1年生を対象とした講演会を開催しました。探究教育アドバイザーである木本健太郎氏を講師としてお招きし、「探究とは何か、探究の深め方」という演題で講演をしていただきました。今回の講演を聴くことで、日ごろ生徒たちが「探究基礎」の時間に学んでいることの意義や目的について確認することができました。また、日々学んでいることがどのようにこれからの人生で生き、自身を高めてくれるかについて学ぶよい機会となりました。話を聴きながら、それぞれが熱心にメモをする姿が見られ、教室に戻ってからの気づきノートタイムは、インプットしたことが心の中に熱くあるうちに、自分の言葉でアウトプットする時間となりました。今後も、「探究基礎」を通じて、生徒たちがどのように成長してくかが楽しみです。