人文探究コース1期生の2年生が、昨年度に続き、奈良教育大学で探究活動を行いました。

今年は、添上高校の学校目標でもある『自立した社会人の育成』について掘り下げ、“社会人”に求められる資質や能力について、

欧州でのシティズンシップ教育を参考に「社会参画」や「政治的リテラシー」について探究活動を行いました。

奈良教育大学の前田康二副学長からの激励に続き、学校教育講座(教育課程・教育方法)の橋崎頼子准教授から

シティズンシップ教育の概要について『多文化共生について考える~シティズンシップ教育の視点から~』というテーマで講義いただいた後、

“ひょうたん島問題 ~立場の対立を読み解きつつ、解決策を生み出そう~”ワークショップを行いました。

それぞれの立場を理解し、最適解を導き出すワークショップを体験することによって、幅広い視野をもつ重要性を学びました。

前田副学長からの激励          担当いただいた橋崎准教授        サポートいただいた学生の皆さん

       

講義の様子

       

ワークショップに向けた打合せの様子

       

ワークショップの様子

    
探究後は、各グループで考えた最適解を共有し、分析することを通して、より実践的な解決策へと昇華させていました。

人文探究コースも開設から2年が過ぎ、こうした探究活動においても積極的に自分の考えを発表し、

相互評価することを通して昇華させていくという流れが身に付いてきました。

次年度からは「探究発展」の授業もスタートし、入学以来、培ってきた探究活動のノウハウを教科学習でも活かし、

更なる思考力・判断力・表現力の育成を目指していきます。

これからも人文探究コースの学びに注目してください。

12日(月)には、人文探究コース2期生の1年生が『歴史文化遺産から学ぶSDGs』というテーマで奈良教育大学と連携した探究活動を行います。