2019年(平成31年)3月5日(火)、家庭クラブが主催して料理講習会を実施しました。講師は大阪調理製菓専門学校から製菓専任講師(パティシエ)をお招きしました。また、プロの講師とは別に、現在同校で学んでいる本校の卒業生が後輩たちのために助っ人として参加してくれました。
 今回はパリブレストを作りました。日本ではリングシューと呼ばれることも多い、フランス発祥のお菓子です。パリブレストの「パリ」も「ブレスト」もともにフランスの地名です。この二つの土地を結んで開催された自転車レースにちなみ、自転車の車輪を模して考案されたのが起源です。
 学年末考査の答案返却が終了した日の放課後、調理室から漂ってくる甘い香りに誘われてお邪魔してみました。専門の先生のご指導の下、生徒11名、教師3名の合計14名が、にわかパティシエールに変身し、それぞれ感性あふれる作品を仕上げました。
 講習会では、先生の師範を見せていただき、その手際の良さに圧倒されながらも、見よう見まねで互いに協力しながら和気あいあいと作業を進めていました。焼き上がった生地にクリームやフルーツなどをあしらってデコレーションしていきます。見る見るおいしそうなパリブレストが姿を現してくると、生徒たちの顔にも満面の笑みが現れてきました。
 さて、パリブレストを考案した人は、レースの参加者たちに体力をつけてもらおうとしたということですが、確かに見ているだけで気持ちがウキウキして元気が出てくる気がします。今日は答案が返却されましたが、その結果はともかく、これで本年度がほぼ終了しました。あとは成績としての評価を待つだけですが、この1年、頑張ってきた自分へのご褒美として、パリブレストを楽しめたのだとしたら、今日の講習会の意義もまた違ってくるかもしれませんね。
 
大阪調理製菓専門学校の講師の先生、そして、卒業生のお二人、今日はわざわざお越しいただきありがとうございました。

まずシュー生地をこねます 絞り袋に入れて型を作ります 目の前でお手本を見せていただきました
いい色に焼き上がっています まず先生がデコレーションのお手本を 見ているだけでほっぺが落ちそうです
早速自分たちもやってみます 緊張しながら楽しみました お皿にもデコレーションしていきます
きれいに仕上がりました 作るのも楽しいですが食べるのも格別 最後にお礼を申し上げました

講師の先生方とともにできあがったパリブレストを前に