高1統合科学出前授業『窒素問題について』
5月30日(木)、総合地球環境学研究所の林健太郎教授を講師にお招きし、『食と環境をつなぐ窒素の問題』をテーマとして高校1年生「統合科学」の出前授業を実施しました。今回の講演のテーマは窒素問題。世界の人口が増えて反応性窒素が足りなくなる中、アンモニアを人工的に作り出す方法が発明され、食糧だけでなく、化学繊維や爆薬等様々な用途に十分に使えるようになった反面、地球の循環システムに組み込まれる反応性窒素の量が限界値を大きく超えるようになってしまいました。それにより様々な形で地球は汚染され、地球温暖化、大気汚染、水質汚染等の影響が出ています。今回の出前授業を通し、どのように生きていくことが窒素の持続可能な利用につながるのかを学び、未来に対する考えの大きな指針を見つけることができたとともに、自分自身の研究テーマを地球規模で考える良い機会となったと思います。林先生から教えていただいた研究の視点をぜひ活かしてください。
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