12月17日(土)法隆寺国際高校で、第31回奈良県留学生・研修生の日本語による体験発表会が行われました。本校の留学生2名の他、県立国際高校、法隆寺国際高校、奈良女子大学附属高校、天理大学から計9名が参加しました。

 本校留学生のエバさんは日本とアルゼンチンの高校の違いについて発表しました。日本のバスの時間の正確さ、日本の高校には「フリーの時間」(自由時間)がないこと、日本人は携帯電話をなくすような緊急事態でも落ち着いていることなどに驚いたことを、ジェスチャーを交えながらユーモアたっぷりに語りました。ね々さんの発表は、日本ではすべてが止まることなく動き続けていて人はそれについて行くがイタリアでは「何もしないことの「甘さ」(喜び)が重要視されている、と文化の内面に切り込んだ内容でした。ね々さんは審査員特別賞を受賞しました。

 交流会では、留学生がそれぞれの「今年の漢字」を発表しました。エバさんは「笑」、ね々さんは「難」を選びました。エバさんはエバの「エ」の漢字にこの字を当てていて、留学が楽しくて毎日「笑」っているのでこの字を、ね々さんは日本語や留学生活の「難」しさからこの字を選んだとのことでした。

 会場の聴衆は留学生たちの発表に共感したり、普段当たり前だと思っていることが実はそうではないということに気づかされたりしていました。エバさんは来年の2月まで、ね々さんは7月まで本校で過ごします。

 

本校では留学生の受入れや海外への派遣を再開し始めています。海外の人と交流したいと思っている中学生のみなさん、ぜひ本校で国際交流してみませんか。

体験発表会の様子