2018年(平成30年)10月24日(水)、国際高校である本校の特色ある行事、異文化体験発表会を実施しました。
 本校では、海外留学や派遣研修、海外交流などの経験を持つ生徒が多数在籍しています。また、毎年、海外から長期や中期、短期で留学してくる生徒がいます。こうした生徒たちから、自らの体験を発表してもらうことにより、その貴重な体験を共有することが大きな目的です。今年は、アメリカ・ヨーロッパ編、オーストラリア編、アジア編と3部に分けて、盛りだくさんの内容の発表となりました。さらに、最後には韓国教育院のご協力を得て、韓国舞踊の実演も披露していただきました。

司会は国際教育担当教員が務めました 開会を前に校長が挨拶しました

第1部 アメリカ・ヨーロッパ編

 まず、はじめにアメリカ・ヨーロッパ編です。
 今年の3月に20名の生徒がアメリカにある2つの姉妹校を短期派遣研修生として訪問しています。また、昨年の8月から今年の6月にかけて、3年生の生徒がアメリカへ長期留学していました。アメリカへの短期と長期の留学経験を、写真を交えながら紹介してくれました。
 ヨーロッパでは、スロバキアからの長期留学生が発表してくれました。スロバキアは日本人にとって馴染みの薄い国ですが、2年生に在籍する留学生が見事な日本語でスロバキアでの高校生活を語ってくれました。

アメリカ姉妹校短期派遣研修について 要点はメモをとりながら聞いていました
アメリカ長期留学についての発表 日本との大きな違いに興味津々でした

第2部 オーストラリア編

 続いて第2部では、オーストラリア編です。
 オーストラリア編では、まずはじめに2年生に在籍している長期留学生が発表してくれました。この発表には、22日から本校生活を始めたばかりの、もう一人のオーストラリアからの短期留学生も一緒に登壇してくれました。オーストラリアの珍しい食べ物などを紹介してくれました。
 次に今年の夏休みに約2週間語学研修に参加した15名の生徒が発表しました。現地の学校での研修の様子だけではなく、オーストラリアならではの文化、生き物などについての紹介もありました。

オーストラリアからの長期留学生より 本校に来て3日目の短期留学生も一緒に
オーストラリア語学研修の報告  

第3部 アジア編

 最後はアジア編です。
 アジア編ではまず、2学期から中期留学生として2年生に在籍するカンボジアからの留学生が発表を行いました。同じアジアの国ではありますが、日本からの距離は遠く、韓国や中国、台湾などに比べると、高校生にとって馴染みの薄い国かもしれません。アンコールワットなどの遺跡は知っていても、文化や風土、歴史について知っている人は少ないはずです。彼も驚くほど流ちょうな日本語で、カンボジアについて発表してくれました。それ以外にも、日本に来て受けた様々なカルチャーショックを話してくれました。その中で彼が「日本人は優しい」と強調していたのが心にしみました。
 最後に発表してくれたのは、韓国への短期派遣留学に参加した3年生の生徒です。韓国の高校での生活をはじめ、ホストファミリーとの生活や交流について、貴重な体験を語ってくれました。
 体験発表は以上で終了しましたが、発表会後には、韓国教育院のご協力でお招きしたお二人の方が、韓国舞踊を披露してくださいました。華やかな民族衣装を着た舞踊や、太鼓を使った軽快な舞踊を鑑賞し、異国情緒を味わうことができました。

カンボジアからの中期留学生より カンボジアを身近に感じました
韓国への短期派遣留学について 韓国の高校生活について
韓国舞踊を鑑賞しました 太鼓を使った舞踊です