施設園芸科

中学生の皆さんへ

 施設園芸科では温室やプラスチックハウス(ビニールハウス)を使い、その中で様々な種類の野菜や草花を育てています。詳しくはこのページの下の方にスクロールしてみてください。また植物を育てるだけでなく、植物を通じての学びについても力を入れています。施設野菜コースでは「GAP」「IPM」、施設草花コースでは「花育」「園芸福祉」がキーワードとなっています。
 両コースとも温室やプラスチックハウス(ビニールハウス)での実習となります。施設内は、冬場は外より暖かくて良いのですが、夏場はかなり暑いです。
・取得できる主な資格
 日本農業技術検定(2級・3級)  FFJ検定(初級・中級・上級・特級) 危険物取扱者(乙4類・丙種) 
 小型車両系建設機械(特別教育) フォークリフト1t未満(特別教育) 
 3級フラワー装飾技能士★要注意施設草花コースのみ)
 磯城野高校からの過去5年のFFJ検定「特級」合格者4名のうち3名施設園芸科です。なお「特級」は、毎年、全国で20~30名が合格しています。
 補助金の関係で講習が実施できないことがあります。講習なしでの取得はかなり難しいため、その年の受検はすすめていません。
・卒業生の進路について
 最近は進学の割合が増えています。専門分野の実績を活かし、四年制大学(国立・私立)や農業大学校(都道府県立、奈良県の場合、「なら食と農の魅力創造大学校」となります。)への進学が少しずつ増えています。もちろん、その他の分野への進学(大学、短期大学、専門学校)も多数あります。就職については、農業法人を始めとした農業系職種への就職が少しずつ増えています。残念ながら、まだまだ絶対数が少ないのが現状です。農業系以外への就職は特定の職種に偏ることなく、様々なところに就職しています。
 
◉「探究活動」に力を入れるなら、ぜひココに来てください。
 下の写真は、施設園芸科の部屋「園芸デザイン室」の放課後の様子です。農業クラブ※のプロジェクトチームが専門での学びを活かし、探究活動に取り組んでいます。今、施設園芸科では2チームが同時に活動をしています。うち1チームは理科部と兼ねて活動をしています。昨年度もたくさんの賞をいただいています。
※農業クラブは部活動ではありません。教科「農業」の中に位置づけられたものです、
施設園芸科の部屋(園芸デザイン室)は放課後もたいへん賑やかです。

■探究活動で身に付くこと!

・専門での学びが社会につながっていきます

・探究活動を行う上で、背景知識を習得するため、結果的に反転学習を進めていくことになります!

・基礎学力も向上し、また専門においては、資格取得にもつながり、希望進路の実現可能性を高めています

       なお、過去5年間のFFJ検定特級合格者4名(1名は他学科)はすべてプロジェクトチームの生徒です。FFJ特級検定特級は全国で年間30名ほどしか合格していません。

 

販売について

 直売所「しきの彩」で施設園芸科で育てた野菜・花の販売を行っています。

 なお、花壇用草花苗については、学校・園・団体向けにも販売を行っています。ケース売り(1ケース24鉢入り)となります。学校に直接、ご連絡くださいますようお願いいたします。

施設野菜コース

今年度の栽培状況

果菜類では、トマト、中玉トマト、ミニトマト、ナス、オクラ、キュウリ、温室メロン、イチゴを栽培しました。

特に温室メロンは2年生の夏から、人工授粉など、収穫までの作業を継続して行い、技能を身につけます。【下段】

メロンは下位節【下段中央】と上位節【下段右側】で本葉の形が異なります。例年の授業では観察やスケッチの対象にしています。

また、今年度はイチゴの種子系品種の高設栽培も始めました。

 

 

施設草花コース

 

草花苗

季節に合わせ、花壇用草花苗を作っています。

ケイトウ

切花用草花苗も作っています。

ヒマワリ

提案型の販売も行っています。バタフライガーデン用吸蜜植物セットを販売をしています(夏秋花壇用のみ、秋冬は蝶がいませんので販売はしていません。)。

ウラナミシジミ

鉢もの

  シネラリア、シクラメン等の鉢花を作っています。

シネラリア(卒業式の会場を飾りました。)

観葉植物

少量ですが、観葉植物も増やしています。

カシワバゴムノキの取り木

洋ラン

洋ランも栽培しています。

デンドロビウム

多肉植物

最近人気のある多肉植物も増やしています。

多肉植物のリース