第7回「グローバル探究プログラム」開催  [令和5年2月12日(日)]

2月12日(日)、ついに最終回を迎えたグローバル探究プログラム2022。これまで作り上げたビジネスプランを、英語で楽天USAへ発表する、というオンラインセッションでした。

前回、日本語でビジネスプランを発表した際には、「そのサービスは既にある」や、「運用資金はどうするのか」など、厳しいコメントをいただきました。その後約3週間で、参加生徒たちはプランを改善、もしくは一から考え直し、発表内容、プレゼンテーションスライドを全て英語に変換して練習を重ね、発表しました。最終回のこの日には、2名の楽天USAの方々からコメントをいただきましたが、良かった点に関する内容がほとんどで、「よくここまでやり遂げた」と言っていただきました。6グループ中2つのグループを優秀賞・ユニーク賞に選んでいただき、受賞したグループにおいては、「現実に起こる社会問題に注目した鋭い視点から生まれたアイデアで素晴らしかった」とのメッセージと共に、賞状が贈られました。

参加生徒はそれぞれ達成感に満ちた表情で、将来、起業に関わらなくとも必ず活きる起業家精神に関わるスキルを身につけることができた、7ヶ月に渡るプログラムとなりました。

  

第6回「グローバル探究プログラム」開催  [令和5年1月22日(日)]

グローバル探究プログラム第6日目が開催されました。生徒は、このプログラムを通して独自のビジネスプランを考えています。今回はアメリカにあるRakuten USA,Inc.で働く方にオンラインでプランを発表し、ご意見をいただきました。実際にビジネスとして成り立たせるために必要な視点や、足りていないところをご教授いただく中で、自分達のプランに自信を持ち、思索のヒントを積極的に聞き取ろうとする姿勢が見られました。

また、Rakuten USA という世界のビジネスの最先端で働く方の経歴を聞いたり、その社内を見せていただきました。生徒達は、自分と同じように日本で生まれた方が海外で働くことになった経緯や、社内のオープンな雰囲気などに驚いたり、興味深く感じたようでした。

最終回の英語での発表に向け、ビジネスプランやプレゼンの仕方に磨きがかかることを期待しています。

 

第5回「グローバル探究プログラム」開催  [令和4年11月26日(土)]

11月26日(土)に奈良高校発グローバル探究プログラム2022第5回目が開催されました。DAY2の講師William先生と海外留学生のグループリーダー達に参加いただき、2回目の英語のセッションを行いました。午前中はビジネスアイデアの背景にあるミッションやモットーをプレゼンテーションに反映させる「Storytelling」の手法を学びました。具体例を参考に「WHY/HOW/WHAT」を含むストーリーの組み立てをグループごとにディスカッションし、理解を深めました。午後は各グループのビジネスアイデアを英語で簡単に発表した後、グループリーダーのアドバイスを受けながらStorytellingを用いてプレゼンテーションを発展させ発表しました。英語セッション終了後、グループ間でお互いのビジネスアイデアについてクリティカルシンキングを行い、これまでのセッションの内容について振り返りを行いました。各グループが全員で協力し、次回Rakuten USAとのオンラインセッションでの発表に向けて最善を尽くします!

  

  

第4回「グローバル探究プログラム」開催  [令和4年11月5日(土)]

11月5日(土)に奈良高校発グローバル探究プログラム2022第4回目が開催されました。前回に引き続き木本健太郎氏にご指導いただき、事前に考えたビジネスモデルのラフ案を基にして、中間発表に取り組みました。まず、whyを大切にするゴールデンサークルの考え方からグループごとにビジネス理念(経営理念)を考えました。続いてビジネスモデルの図解を学び、スピード重視・伝わる図を念頭に自分たちのビジネスモデルの図解を作成し発表しました。午後はプレゼンテーション資料を修正し、各グループが発表を行いました。木本先生、ISA中谷さん、昨年度のプログラム参加生徒より、プレゼンテーションを発展させるための着眼点やアイデア等の意見をいただき、最終プレゼンテーションに向けてとても有意義な1日となりました。

  

第3回「グローバル探究プログラム」開催  [令和4年10月1日(土)]

10月1日(土)に奈良高校発グローバル探究プログラム2022の第3回目となる研修が開催されました。今回は講師の木本健太郎先生にご指導いただき、ビジネスアイデア作りの思考法について学びました。新しいビジネスを始めるにあたり、アイデアの考え方を3つの思考(アート思考、デザイン思考、ロジカル思考)段階に分け、身近な例を挙げながら説明いただきました。前回の「アート思考」に関する活動に続いて、今回は「デザイン思考」について詳しく学びました。中でも、「インサイト」(問題点の本当の意味)を、条件(誰が・どこで・いつ、どのように)を設定して具体的に考える活動を行いました。生徒の中には、「自分が家や学校で勉強している時に、シャーペンの芯が一本だけ取り出したいのに何本も出てしまって困っている」と考え、「一本ずつシャーペンの芯が取り出せる替芯のケース」というアイデアを思いついた者もいました。また、「アイデアソン(アイデア+マラソン)」というアイデアを出し合う方法を学び、グループごとに、奈良県に新しくお店をオープンする設定でアイデアを出し合い、お店の名前・コンセプト・内容を考えました。そして、そのアイデアを模造紙にまとめ、プレゼンテーションを行い、それぞれのグループが木本先生よりアドバイスをいただきました。「固定概念を捨てて考える」ことを1日意識してアイデアを出し合い、ビジネスにとって自由な発想を持つことの大切さを実感しました。これまでに学んだことを踏まえ、最終回の開発商品のプレゼンテーションに向けて、グループごとにアイデアを出し合いビジネスアイデアの方向性を考えるという、最初の段階へ踏み出す1日となりました。

  

 

第2回「グローバル探究プログラム」開催  [令和4年9月24日(土)]

9月24日(土)に奈良高校発グローバル探究プログラム2022の第二回目となる研修が開催されました。今回は、ビジネスモデルを考えていく上で欠かせない新たな視点の持ち方や思考法を講師William先生にオールイングリッシュでご指導いただきました。また、多国籍な海外留学生(日本の大学に在籍中の大学生/院生)が1グループに1人、グループリーダーとして参加し、セッションを行いました。最初は緊張していた参加者30名でしたが、次第にチームのために と、積極的になっていく様子が見られました。各自が課題として撮ってきた写真に写っている問題点をとりあげ、人によって考えが違うことや効果的なコミュニケーションの方法、解決の糸口を生徒同士で学び合っていました。最後に英語で発表し、お互いの考えを聞く中で、相手の立場に立つなど日常の過ごし方にもプラスになるような有意義な時間となりました。最初は外国の方とコミュニケーションを取ることに苦戦をしていたましたが、「意外と完璧な文法でなくとも伝わった!」「伝えようとする意識が大切!」などと言う生徒も多くおり、濃い1日となりました。

  

第1回「グローバル探究プログラム」開催  [令和4年8月5日(金)]

8月5日(金)にVUCA時代の中でたくましく生きる力をつけるべく、奈良高校発グローバル探究プログラム2022がキックオフされました。講師である探究プロデューサー木本健太郎氏の指導の下、30名の参加者(1年生28名、2年生2名)は、Society 5.0に生きるために必要なマインドセットを学び、その後の探究活動に積極的に取り組みました。まず、「やりたいこと方程式」で自己紹介した後、「自分の意見方程式」を用いて、論理的で効果的な意見の伝え方を学びました。それを活かし、奈良を活性化させるにはどうすればいいのかを話し合い、発表。さらに起業家精神(アントレプレナーシップ)についても学び、「誰かのニーズに応えられるコーヒー屋さん」というテーマで、いかに利益を生みながら独自の付加価値をつけ、社会に貢献できるかをポスター発表しました。「楽しかった」「面白かった」「1日あっという間だった」という声が聞かれ、いろんなユニークなアイディアを木本先生にも褒めていただき、大変有意義な1日となりました。