青翔独自の取組であるSAW(青翔アラカルトワークショップ)の講座として『面白数学講座』が開かれ、数学好きの中学生と高校生が共に放課後の教室に集いました。そして今回の講座の一番の特徴は、何といっても講師として指導するのが高校生自身であるという点です。今回の講座を担当したのは、数学が大好きな高校1年生の3名の生徒たち。先生のアドバイスを受けながら、自分たちで数学の魅力を存分に味わえる興味深い問題を作成し、受講希望者を募集するポスターも自作して各教室に掲示してこの日を迎えました。参加者がチャレンジした問題は、『モンティ・ホール』『吊り橋」『不思議な三角形』『偽物のコイン』『アリと伸びるひも』の5問。いずれの問題もすぐには答えにたどり着けない良問で、工作プリントを使って楽しく解く問題から、生徒と一緒に参加した数学の先生も頭をひねる難問までバラエティに富み、参加した生徒たちが数学の魅力に没頭できる充実した時間となりました。一所懸命に指導する生徒、そして友達同士で考えや知恵を出し合って楽しそうに問題を解いている生徒の姿を見ていると、「さすがは理数科の学校だ!」と思うとともに、中学生が高校生の先輩たちと一緒にこのように素敵な時間を共に過ごすことができるのも中高一貫校である青翔の素晴らしいところだとあらためて感じました。高校生の先輩たちと共に学べる機会がこれからもたくさんありますので、そうした機会をどんどん積極的に活用し、ちょっと背伸びをしながら自分の学習の幅をより一層広げていって欲しいと思います。