本校の評議員を務めていただいている田村薬品工業様のご紹介のもと、ノーベル賞受賞者を多数輩出するアメリカの名門ジョンズホプキンズ大学医学部教授の神谷篤先生をお迎えし、『研究者・技術者として世界を舞台に活躍しよう―米国での経験を踏まえて―』と題して特別進路講演会を実施しました。神谷先生が医学部の受験を決め、精神科の医師を目指された動機や、医学部を卒業後、精神科医として診療に没頭された日々、そして、滋賀医科大学の助教授のお立場から、アメリカ留学を決意して現在のジョンズホプキンズ大学の先生として世界的に活躍されるようになるまでのお話を、分かりやすい言葉で丁寧にお話してくださいました。講演の中では、アメリカの学会やシンポジウムで行われるポスターセッション、プレゼン等の様子を写真で見せていただき、また、アメリカでは若手の研究者を育てるシステムがしっかり構築されており、若い研究者たちがどのようにして自分の研究成果を発表して評価を得ていくのかなど、生徒たちにとっては、アメリカでの研究生活や学会の様子について知ることができる大変貴重なお話の連続でした。講演の最後に、青翔の生徒たちへのメッセージとして、「疑問に思うチカラ、質問を思いつく能力を鍛えることが大切で、そのチカラが『独創性』につながる」と話されました。そして、「結果は中々出ないのが普通。工夫して粘り強く勉強を続け、ネガティブなことはなるべく口にせず、楽観的な姿勢を大切に」とも話されました。神谷先生から頂いた言葉をしっかり心に留めて、御所から世界に羽ばたく生徒が一人でも多く出てきてくれることを期待しています!最後に、アメリカ医学界の空気を青翔に届けてくださった神谷先生に深く感謝申し上げるとともに、こうした貴重なお時間をご提供いただきました田村薬品工業の皆さまに心より感謝申し上げます。