令和3年11月9日(火)の6・7限において、学校設定科目「あすか学」の受講生徒を対象に、ユネスコ・アジア文化センターの吉田万智様・脇谷華代子様と奈良県立橿原考古学研究所の鶴見泰寿様を講師としてお招きし、『世界遺産教室』を開催していただきました。あすか学という科目は、第1学年で学習した探究ならの学びを深めるために第2学年に設定されたものです。地域飛鳥の地(明日香村・高取町)をより深く学べるのが最大の特徴です。今回の講演においては、「飛鳥宮跡を中心とした発掘調査について」というテーマでお話していただきました。発掘現場や出土した遺物の写真を見せていただきながら、発掘によってどのようなことが分かるのかを中心に教えていただきました。「あすか学」の授業で足を運んだ岩屋山古墳が石室の年代を見分ける基準になっていることを知ったことで、古墳の発掘調査についてのお話には特に興味を持って聞いている様子でした。

今回の『世界遺産教室』は、飛鳥・藤原地域の遺産について学習している受講生徒にとって、とても有意義な時間となりました。

世界遺産教室の様子