07号(平成4年4月19日土曜日)


樫葉会25周年を迎えて 新たな発展を  新会長 吉岡 宏之

 樫葉会は平成3年5月12日でもって、25周年を迎え新しい転換として会長職の移譲ということで、今総会で選任され、就任することになりました。生駒高校は来年度に創立30周年を控えた節目の大切な時期であると共に、会員数も10,000人を超える大世帯の状況下で、会長の大役を引受けたことに責任を痛感している次第であります。
 私は、前会長吉村弘臣氏と一緒に、昭和38年4月に生駒高校に入学し、卒業しました1期生の最古参であります。同窓会との関わりとしましては、卒業時に樫葉会創立準備委員として創立に参画し、設立後は監査役として以後25年間担当し、今日に至っておりました。
 樫葉会は、前会長の下に、各卒業年度毎の役員がいて組織的に整備され、名簿の発行、樫葉会館の建設等様々な仕事を達成して来ました。今後も、伝統を尊重し、会員相互問の親睦、組織の充実、等を含めて維持、発展に努めたいと考えております。それには、各会員の前会長以下の御理解と御協力を賜ることを、お願いいたします。


樫葉会の会長職をおえて

 昭和41年3月に、卒業と同時に樫葉会会長という大役を仰せつかり、ゼロからの活動のスタートを切りました。
 そして昨年の5月の総会で四半世紀(25年)の節を期に樫葉会に新しい息吹を入れる為に、会長の職から退きました。
 この25年を振り返って、最初の10年を基礎造りと決め、その目標を達成したら、後進に道を託し次の10年で飛躍の期間を頑張って頂くと言う長期計画を頭の中に描いておりましたが、実行力、指導力の無さで空中分解寸前の危機を何回も経験し、10年と決めていた年月もずるずると25年の長期に及んでしまいました。
 しかし、捨てる神有れば、拾う神有りで、着い役員の中から、今のままでは駄目だと言う声が上り、役員会において思い切った会則の見 直しを決定断行致しました。
 新設の広報部会による「けんよう」の定期発行、幹事長をヘッドに総会運営、企画と、会内部のよどみも新しい水の流れによって、非常に活性化し、新会長の下、今後さらに大きく発展して行くものと心強く思っております。
 母校も平成四年に創立30周年を迎え、色々な事業や行事を計画されております。新会長の下、大変な時期だと思っておりますが、役員の皆様の活躍を祈っております。
 能力の無い私を今日迄支えて頂き厚く感謝し、母校と役員、会員の皆様の今後増々の御活躍、御多幸を心よりお祈り致します。


第25回総会開かる 四半世紀の歴史をかさねる

 平成3年5月12日、雨の降る中、第25回樫葉会総会が開催された。今回は雨ということもあるのか、例年より参加人数が少ないように思われた。前回は、人数が予想を上回りあくせくした記憶があったのに対し、何となく手持ちぶさただったような気が――。それでも、参加していただいた方々には、楽しかった総会に違いないと思います。
 さて、今回は樫葉会25周年ということもあり、役員交替の時期となりました。
 今まで、樫葉会会長をなさっておられた第1期卒業生、吉村弘臣氏が会長を辞され、新しく、会計監査をやっておられた、第1期卒業生、吉岡宏之氏が、会長になられた。吉村前会長、今まで会長をなさっていろいろたいへんだったと思います。本当にありがとうございました。吉岡新会長、まだまだいたらない役員たちですが、これからも御指導のほどよろしくお願いします。
 今年で、我が生駒高校も創立30周年を迎えます。その記念行事として10月に「30周年記念式典」が行なわれます、また樫葉会といたしましては、昨年発刊した会員名簿及び、30周年記念事業協力、樫葉会館周辺の整備を行う予定になっています。
 さて、今年も、もうすぐ総会の日を迎えようとしています。開催日は、例年と同じ、5月の第2日曜日。 昨年は雨の中の総会でしたが、今年の天候はどうなることやら。願わくば、晴天になっていただきたい。そして、より多くの卒業生の方々に参加していただきたい。そしてこの総会に来て懐しい友達にあって、思い出話に花を咲せて下さい。
 そして、参加して本当によかったと思っていただければ、役員としてよろこばしいかぎりです。ぜひ、総会に来て下さい。役員一同心より歓迎いたします。


いこまおろし

▼同総会の仕事をして思うことがある。何のために誰のためにするのであろうか?どうして私が?▼「何のため」ということについては、大して理由は見つからない。「誰のため」は卒業生のためということで理由は簡単に見つかる。「どうして私が」ということについては、運命としか答えようはないように思う。▼ただ、こうも思う。卒業して十何年も経つと、あいつはどうしているだろう。学校はどうなっているのだろう。そんな気持ちにだれしもなるものだと。▼先日ラジオで聞いたのだが、人間も地球だけでは住めなくなると見て、火星辺りに植民地を造ることを現実のビジネスとして、今の建設会社は研究費を投入しているということである。それが現実となれば、火星生まれの火星っ子なども出現するかもしれない。▼さて、人間は生まれれば必ず死ぬものと決まっている。火星にも墓が必要ということとなる。今の日本人に火星の墓で良いかと聞いてみると、半数がいやだと答えたという。ちょっと少ないように思うが、そのことが現実になった時はどうなることだろう。▼人の故郷を思う気持ちは誰しも強いものである。出身校も故郷の1つであり、同総会は出身と卒業生を結ぶ1つの紐帯なのかなと思っている。▼それにしても、1パーセントの総会参加者数は少ないように思う。


クラス会だより  3回生 3年4組

 卒業後20余年を経て、初めての同窓会となりました。
 恩師(北野先生)は多忙のため欠席されましたが、旧友に会いたいという気持ちが強く、卒業生だけでも集まろうという気持ちで開きました。
 参加人数は、予想よりも多く、遠方より足を運んでくれた人がいたことも嬉しいことでした。母校での同窓会ということが、より一層の懐かしさを感じさせることになったかとも思います。
 4時間余りの間、それぞれが「おじさん」「おばさん」になっていても「気分は学生」となり、懐かしい話に時間を忘れるほどでした。
 同窓会終了の時、別れがとても名残惜しいものでしたが、再会を願って母校を後にしました。
 今後の生駒高校のご発展をお祈りいたします。

◎ 事務局より……3年4組の方から同窓会館へと壁掛時計を寄贈いただきました。
 次に、参加された方の一言を掲載させていただきます。
○ 卒業後はじめて訪れた母校。街の変わりように目を見張る思いでしたが、一歩一歩踏みしめる感触は、入学した時と同じ感動を覚えました。
○ 校舎、運動場を見て20余年前の自分の姿が走馬灯のように駆けめぐり瞬時、若さを取り戻せた思いでした。
〇 20余年を経て再会した今、皆それぞれの昔の面影が残っており、学生気分が満喫できたこと、とても喜んでいます。


生駒高校創立30周年を迎える

 平成4年は、生駒高校が創立されて30周年を迎えることとなる。そのため生駒高校では色々な行事が行なわれる予定である。
 樫葉会でも創立30周年記念事業に協力するため500,000円の協力金を拠出し、また樫葉会館の周辺整備と名簿発刊(名簿発刊は平成3年度に行なった)も樫葉会の協賛事業として行なう予定である。
 学校の事業としては、記念式典(10月7日行なう予定である)、記念植樹、記念誌の発刊等が計画されており、さらに記念講演会も行なわれる予定である。この記念講演会の講師として第4回卒業生であり、現在全日本ハンドボール部の監督をしている津川昭氏が予定されている。また、文化祭や体育大会も創立30周年の関連行事として行なわれる予定である。
 生駒高校を久しぶりに訪れた卒業生なら気付いたことだが、校舎の色が変わったということと玄関が改装されたということがある。これは平成2年に行なわれたものであるが、創立30周年を迎えるにあたって改装されたものである。
 生駒高校は、今一丸となって創立30周年事業を成功させようと頑張っている。