青翔で最も重要な学校行事の一つである「SS探究科学研究発表会」が大和高田市のさざんかホールで開催されました。中学3年生から高校2年生までの代表生徒が「探究科学」の授業で取り組んできた研究の成果を発表しました。中学3年からは代表発表として、「茶葉の発酵度合いによる成分の変化」をテーマに研究をすすめた1組生物班と、「振り子の角度と振り子の周期の関係」をテーマに研究をすすめた2組物理班がステージで立派に発表してくれました。中学1、2年生の生徒たちも初めてホールで研究発表を聴き、堂々と発表する青翔の先輩たちの姿に大きな刺激を受け、高校生の先輩の研究に中学生が積極的に質問する場面もあり、先輩方からたくさんのことを学ぶことができたと思います。

講評では、指導助言者である大学の先生方から、「年々、青翔の発表内容のレベルが上がっている」「理科や数学の不思議に正面から取り組んでいる姿が素晴らしい」「中学生の発表も非常にレベルが高かった」と高い評価をいただきました。そして、今後の更なる研究・発表の向上に向けて、「分かったことをあれこれ発表するのではなく、最も伝えたいことを一つ明確に示した方が伝わりやすい。」「短い時間で研究テーマの魅力を伝えるのは難しい。それゆえ、結論から述べる。話さなくても分かるスライドを作る。直感で伝わるように図や写真を上手く活用する。」「研究のワクワク・ドキドキを大切にして、評価を気にせず研究を楽しんでほしい。」といったアドバイスを受けました。また、この日は、昨年の12月にタイ国への海外研修旅行に参加した生徒による英語での研修報告やタイ国の姉妹校であるプリンセスチュラボーン・サイエンスハイスクール・ナコンシータンマラート校の生徒さんたちによるオンライン発表など、国際交流にも力を入れる青翔らしいグローバルな研究発表会となりました。