吉野熊野学とは

 地方へのIターンUターンが見直される中で、「地域の課題」を「地域のポテンシャル」に変える力が求められています。十津川高校は、課題を発見し、問いを作り、探求を深めていく力が、来るべきAI時代であっても活躍できる「人間力」につながっていくと考えています。

 本校は、紀伊山地の霊場と参詣道として、世界でも珍しい「道」として世界遺産に登録された「大峯奥駈道」と「熊野参詣道小辺路」の間にあり、また豊かな自然に囲まれた学校です

 「吉野熊野学」は吉野・熊野に関することを「歴史」「文学」「文化」「芸術」「自然」「食物」「住居」「科学」「福祉」「健康」「国際」「林業」「観光」「教育」「交通」などのからテーマを選び6つの班に分かれて学習しています。一年を通じて、調査・体験・制作を行い、年に一度、村内の中学生・村の方々にむけて成果の発表会行っています。

 今後ともこの「吉野熊野学」を一層充実させ、この豊かな自然の恵みの中でより輝いた生徒の育成に更に取り組んでいきます。

中高合同総合発表会

 十津川高校は十津川中学校との中高合同総合発表会を行っています。自分たちが調べたことをパワーポイントや動画などを用いて、堂々とわかりやすく発表しています。また、発表を聞き、質疑応答を繰り返すことで、新たな視点を得たり、自らの考えを深めることができています。

 今後もこの活動を通して、吉野熊野学と中学校・高等学校の連携を深めていきたいと考えています。

 

令和6年度の探究テーマと内容

十津川村の豊かな自然を守り、地域住民の生活を維持しながら、観光客を誘致するにはどうしたらいいのか。それは「コアなファン」に来てもらうことだと考えます。

「美点発信」・「課題解決」、この2つの切り口から、「コアなファン」をつくるためにはどのしたらいいのか、探究活動に取り組みます。