第2学期の始業式等を行いました。

 9月1日(火)、コロナウイルス感染拡大防止、および熱中症防止対策のため、各クラスルームにて放送での始業式となりました。

 先に表彰伝達式、ならびに壮行式が行われ、壮行式では近畿大会に出場するバドミントン部と水泳部が校長先生の激励を受けました。

 続いて終業式で校長先生は、次の2つのことについて話されました。
 1つめは「あめつちのうた」という甲子園球場のグラウンド整備をされる阪神園芸という会社の方が主人公の小説についてです。
どんな世界にも、舞台裏があって表舞台があり、裏方と呼ばれる多くの人の苦労や努力の上に甲子園のような檜舞台がある。
そこに立つには、一人一人が努力を積み重ね、勝負を乗り越えないと表舞台に立てないが、
だからこそ、ひとりだけでやっているのではなく、いくら強くなっても、上手くなっても、
間接や直接に様々な支えがあってできていることに感謝を忘れないでほしい。
本物になるというのは、じっくりと、そして深いところまで考えて取り組まなくてはならないということを念頭に置いてほしい。
 2つめはこの2学期も、感染症対策を忘れないことです。
行事等も昨年までのように進めることはできないが、それでも、みんなで感染症対策を行いながら行事を成功させてほしい。
また、感染した人やその家族、医療現場で治療に当たっている方々に対する誹謗中傷や差別が起こっています。
今後、自分自身も含め、高田高校の仲間が感染することもあるかもしれません。
しかし、そのようなことになっても感染した人を責めるのではなく、思いやりの気持ちをもって接し、
励ましあい、支え合い、戻ってきた時には温かく迎えてほしい。
つまり、お互いがこれまで以上に健康管理に留意することと、他者への思いやりを忘れず生活することをお願いします。

 また、2学期のことについても学年別に具体的に述べられました。
 3年生は就職試験や推薦入試といった具体的な進路決定時期であり、
1日1日を、授業の1時間1時間を最後まで大切にし、無用に焦らず慌てず、取り組んでほしい。
 1,2年生も次年度へ向けた科目選択など進路選択を意識しなくてはならない時期で、
2年生は3年間の半分を終えようとしています。長期的な展望を持ち、近未来を考えながらも、
日々のこと、毎日の努力の積み重ねを大切にしてほしい。
1年生はあっという間に入学から半年です。得意なこともあれば、苦手なこともあると思います。
うまく行かないことの方が多く、気まずかったり、不安や悩むこともあると思います。
それもこれも糧にするぐらい前向きにポジティブであってほしい。