ご挨拶

 桜井高等学校ホームページをご覧いただき、ありがとうございます。

 本校は明治37年に開校された奈良県立桜井高等女学校を前身とし、創立120年を超える歴史と伝統を誇る学校です。
 校訓は「普(あまね)く 絶えず 正しく」。この意味は、「すべてに対して、常に、正しいと信じることに最善を尽くす」とされています。「自由にのびのびと、その個性に応じて、時代感覚を持った、世界に通用する人物を育成する」という第2代校長の野村伝四氏の願いが、この校訓に表現されています。この校訓に託された桜井高等学校の精神をしっかりと受け継ぎ、これからの新たな歴史を、生徒、教職員とともに歩んでまいります。

 さて、本年度は、313名の新入生を迎え、全校生徒927名でスタートしました。年度の初めに当たり、始業式では「今やるべきことをしっかりと考え、全力でやってもらいたい」、入学式では「人との出会いを大切に、いろんなことに興味をもって積極的に高校生活を送ってほしい」という話をしました。「考える」、「興味をもつ」ために、情報を得ることは大切です。しかしながら、世間に情報は玉石混淆に氾濫しており、正しい情報なのか、内容に偏りはないのか、得た情報を鵜呑みにしないで自分で判断していかなければなりません。本校の校訓「普く 絶えず 正しく」は、制定されてから100年も経ちますが、めまぐるしく変化する現代においても、私たちが目指すべき方向を示していると感じます。生徒たちには、この校訓を大切に、心に刻んでもらいたいと考えています。

 生徒たちの学校生活が楽しく充実したものになり、それぞれの希望に向かって邁進できるよう、教職員一同、全力でサポートしてまいります。保護者の皆様、同窓生の皆様、地域の皆様におかれましては、今後とも温かいご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 ホームページにお越しくださった皆様、桜高生の活躍を存分にお楽しみください!

令和7年4月

 奈良県立桜井高等学校

校長 小 嶌 倫 世