自立活動とは
自立活動とは、視覚障害(見えない・見えにくい)によって生じる、学習や生活上の不便さを補うために幼稚部・小学部・中学部および高等部(普通科・保健理療科)に設けられた授業です。それぞれの発達や必要に応じて、個別指導を基本に指導しています。

授業の主な内容

本校では、自立活動の授業で以下のような内容に取り組んでいます。
  
 
 ・保有感覚や補助具の活用
  ・点字指導
  ・歩行指導
  ・日常生活動作
  ・情報処理
  
  次に内容を簡単に紹介します。写真はそれぞれの内容の一例です。



【保有感覚や補助具の活用】
 視覚にかわる感覚として触覚や聴覚を上手に使う方法や、使える視覚を最大限生かすために、さまざまな補助具を使用して上手にものを見る練習などをします。補助具については、視覚障害を補ういろいろな道具の紹介のコーナーも参考にしてください。

生徒が剥製を触っているところ 黒板をみているところ
触り方の練習 弱視レンズで黒板を見る練習

【点字指導】
 点字を読んだり書いたりする練習をします。
 

点字一覧表 ← 点字について
 点字は1825年、フランスの盲人 ルイ・ブライユによって考案され、今では、世界各国が、この六点式点字を用いています。
 日本の点字は、1890年(明治23年)東京盲唖学校教師石川倉次が
 これを50音に翻案したものです。
 


 

点字を読んでいる様子 点字を読んでいる様子
点字の読み書きができるようになると、点字教科書を使用して教科学習をします。 病気や事故によって中途で視覚障害になった人も学習します。


【歩行指導】
 白杖を使った単独歩行を目指して練習をします。
 

電車乗降の練習をしている様子
道路横断(陸橋)の練習 電車乗降の練習


【日常生活動作】
 日常生活を送るために必要な技能・技術(調理・洗濯・掃除・裁縫・身だしなみ)などの練習をします。
 

調理をしている様子
見やすい(白黒反転まな板)を
使用しての安全な調理方法の練習
 

【情報処理】
 様々な情報機器(音声対応・拡大画面のパソコンなど)を有効に活用する練習をします。
 

点字入力のパソコン画面 拡大ソフトを使ったパソコン画面
点字入力による文章作成の練習 画面拡大ソフトを使ったパソコン操作の練習


【その他】
 授業時間内で行うのが難しい内容や、特別に講師をお招きする必要がある内容については、放課後や夏休みなどに時間をとって自立活動講座を設けて行っています。
 

美容講座の様子 デイジー使用の様子 夜間歩行練習の様子
講師を招いての美容講座 録音図書再生機器の講座 夜間歩行・フラッシュライトの講座



視覚障害を補ういろいろな道具の紹介


ここに掲載しているのは、いろいろな補助具の一部です。すべてではありませんので、さらに詳しく知りたい時は日本点字図書館、日本盲人社会福祉施設協議会、日本盲人会連合、などのホームページや「視覚障害 便利グッズ」のキーワードで検索してみて下さい。

【学習用具】

定規の写真 定規とノートの写真
触ってわかる凸凹のついた定規や三角定規、分度器  黒地に白の見やすい定規やノート。線のはっきりしたノート。
点字盤の写真 点字タイプライターの写真
点字盤  点字タイプライター

 


【日常生活用具】  
          

ソースさし写真 電卓の写真
こぼれない醤油・ソースさし(左上)
触ってわかる軽量カップ(右上) 
音声電卓(左)
音声置時計(中央)
音声腕時計(右)
財布の写真 糸通し
 硬貨を分けて入れられる財布  糸通し(左)
靴下を対にしておく道具(右)

     
【拡大読読書器】
 

拡大読書器の写真 実際に使っている様子
 本などを拡大して見る機器  実際に使っている様子

【弱視レンズ】
 

単眼鏡写真 ルーペの写真
遠くを見るための単眼鏡  近くを見るためのルーペ

       

福祉機器展についてのご案内

 本校では、視覚障害を補うさまざまな道具について紹介する福祉機

器展を年2回 (例年6月と11月頃)行っています。福祉機器展では、

最新の機器や用具の展示を心がけ、本校で学ぶ幼児児童生徒に最

新の情報を提供できるようにしています。

ご家族や友人に視覚に障害を持つ人がおられ、参観や相談を希望さ

れる場合は、日程等が変更される場合もありますので、必ず事前にお

問い合わせください。



問い合わせ先 

電話番号 0743-56-3171

メールアドレス mou@nps.ed.jp

 

福祉機器展の写真
福祉機器展の様子