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 山辺高等学校は、昭和10年に開かれた地域の青年農民道場「豊農塾」を始まりとし、その建学の精神「開拓魂」を受け継ぎ、3年後には、創立80年を迎えようとしています。
 その間、昭和13年に県立に移管され、「県立山辺農業高等学校」となり、さらに普通科・農業科・家庭科を置く「県立山辺高等学校」となりました。その後、時代の流れにより平成7年に総合学科になりました。総合学科では、幅広い選択科目の中から生徒が自ら科目を選択し、生徒の個性を生かした主体的な学習ができるメリットがありました。また、進路への自覚を深め、将来の職業選択を視野に入れた学習ができました。
 しかし、全県的な少子化による県立高校再編計画や、山辺高校が持つ自然環境や農場を生かした教育課程が望まれ、平成25年に再び普通科2クラスと農業科が生まれました。その後インクルーシブ教育を進める中で、平成28年から高等養護学校の 「山辺分教室」を設置して、農業系科目を中心に、インクルーシブ教育が始まりました。
 その発展的解消として令和4年に、自立支援農業科において軽度知的障害の生徒たちが、高校卒業資格を得て自らの進路選択の領域を広げることができるようになりました。
 そして、今年令和6年に普通科が進路選択の幅を広げる総合学科として再編されました。また、ICT機器を用いた、オンライン授業や動画配信などで、登校日数を調整した通信制課程を置くこととなりました。
 このめまぐるしい再編の中で、本校舎は令和4年4月に鉄筋4階に建て替えられ、特別教室やトイレ等が整備され、全教室にエアコンが設置されました。また、ICTの研究指定を受け、全教室には電子黒板が配備され、生徒たちはchromebookを使用して、勉学に取り組んでいます。
 最後に、「開拓魂」にも繋がりますが
 「生徒たちの『これから』を大切にし、未来を見つめ、自分を高めながら創意し、いろいろなことにチャレンジする。」
 この伝統を受け継ぎ、本年度も本校生徒が、新しい自分を発見することができ、新しい一歩を踏み出せるような学校にしていきたいと思っています。
 引き続き応援よろしくお願いします。

 

校長 安原 直彦