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スーパーサイエンス科目(本校SSH関連科目)

本校SSH研究開発に関わるカリキュラム体系図

①「探究科学」(高校1~3年生各2単位)、「探究基礎」(中学校1~3年生各35 時間/年)

目標

様々な事象に関わり、数学的な見方・考え方や理科の見方・考え方を組み合わせるなどして働かせ、探究の過程を通して、課題を解決するために必要な創造的思考力、総合的判断力、コミュニケーション能力といった資質・能力を育成することを目指す。

内容

ア 次のような知識及び技能を身に付けることができるよう指導する。

(a)探究の意義についての理解       (b)探究の過程についての理解

(c)観察、実験、調査等についての技能   (d)事象を分析するための技能

(e)探究の成果などをまとめ、発表するための技能

イ 次のような思考力、判断力、表現力等を身に付けることができるよう指導する。

(a)多角的、複合的に事象を捉え、課題を設定する力

(b)数学的な手法や科学的な手法などを用いて、探究の過程を遂行する力

(c)探究の過程を整理し、成果などを適切に表現する力

(d)研究倫理について考え、適正に判断する力

指導
計画

中学校
1年生

○探究活動への興味・関心を深める ○情報の収集 ○問いと仮説を立てる①
○データの整理と分析① ○研究のまとめと発表① ○班別課題研究

中学校
2年生

○問いと仮説を立てる② ○先行研究の調査と整理 ○データの整理と分析②
○研究のまとめと発表② ○研究倫理① ○班別課題研究

中学校
3年生

○研究ノートの書き方 ○変数のコントロール ○結果の予測 ○文献検索
○データの統計処理 ○研究倫理②  ○探究活動の評価 ○班別課題研究

高校
1年生

○問いと仮説、変数の設定の復習  ○先行研究の調査の復習
○プレゼンテーション技法の復習   ○班別課題研究

高校
2年生

○班別課題研究  ○研究ポスターの作成法  ○研究倫理の復習

高校
3年生

○班別課題研究  ○研究論文の作成法  ○中2へのアドバイス
○英語によるプレゼンテーション技法  ○英文アブストラクト作成法

 

「探究科学」における、ルーブリックを用いた授業の進め方
(画像をクリックでpdfファイルが開きます。)

探究科学における相互評価の進め方

参考資料 : 評価基準[pdfファイル]

② 「統合科学」(高校1年生1単位、高校2年生1単位)

目標

科学的な見方・考え方を働かせ、STEAM教育の視点に立った横断的・総合的な学習を行うことを通して、自己の在り方生き方と実社会との関わりを考える。SDGsを活用した地域や社会の課題を発見し解決していくための総合的判断力、コミュニケーション能力を育成することを目指す。

内容

ア 次のような知識及び技能を身に付けることができるよう指導する。

(a)事象をモデル化する方法及びモデルを評価し改善する方法についての理解

(b)プログラミングについての技能    (c)統計学的手法についての理解

イ 次のような思考力、判断力、表現力等を身に付けることができるよう指導する。

(a)モデル化を適切に行い、その結果を踏まえて問題の適切な解決方法を考える力

(b)統計学的手法や情報技術などを用いて、問題を発見・解決する力

(c)実践的・体験的な学習活動の成果を適切に表現する力

指導
計画

1年生
4~9月

・郷土や地域について、探究活動による課題解決を通して学ぶ。
御所市役所・奈良県庁・地元企業・奈良県農業研究開発センター等と連携。

1年生
10~3月

・心身の健康の保持増進について、探究活動による課題解決を通して学ぶ。
地元製薬会社・奈良県薬事研究センター・学校医等と連携。

2年生
4~9月

・知的財産と情報モラルについて、探究活動による課題解決を通して学ぶ。
大阪工業大学知的財産学部と連携。

2年生
10~3月

・放射線とエネルギーについて、探究活動による課題解決を通して学ぶ。
量子科学技術研究開発機構、核融合実験炉ITER(フランス)と連携。

 

③ 「情報分析科学」(高校1年生1単位)

目標

科学的な見方・考え方を働かせ、実践的・体験的な学習活動を行うことなどを通して、自然科学の各分野における情報技術の進展への対応や事象への統計学的手法の活用に必要な創造的思考力と総合的判断力を育成することを目指す。

内容

ア 次のような知識及び技能を身に付けることができるよう指導する。

(a)探究の意義についての理解       (b)探究の過程についての理解

(c)観察、実験、調査等についての技能   (d)事象を分析するための技能

(e)探究の成果などをまとめ、発表するための技能

イ 次のような思考力、判断力、表現力等を身に付けることができるよう指導する。

(a)多角的、複合的に事象を捉え、課題を設定する力

(b)数学的な手法や科学的な手法などを用いて、探究の過程を遂行する力

(c)探究の過程を整理し、成果などを適切に表現する力

(d)研究倫理について考え、適正に判断する力

指導
計画

1学期

・データサイエンスにおける情報や情報技術の意義を理解する。滋賀大学と連携。
・モデルを評価する技能を習得する。

2学期

 ・回帰分析など統計学的手法を習得する。
 ・実社会のデータから予測モデルを構築する。
 ・予測モデルから得られた結果を発表する。

3学期

・二項分布や正規分布について学び、区間推定
・仮説検定を理解する。・実社会のデータを活用して仮説検定を行う。
・推定を行った結果について発表する。

 

④ 「サイエンス英語」(高校2年生1単位)

目標

科学的な見方・考え方を働かせ、実践的・体験的な学習活動を行うことなどを通して、科学英語を活用した探究活動や情報発信に必要なコミュニケーション能力を育成することを目指す。

内容

ア 次のような知識及び技能を身に付けることができるよう指導する。

(a)科学英語の語彙についての理解   (b)科学英語に関連したライティングの技能

(c)英語によるプレゼンテーション・ディスカッションの技能

イ 次のような思考力、判断力、表現力等を身に付けることができるよう指導する。

イ 次のような思考力、判断力、表現力等を身に付けることができるよう指導する。

(a)科学英語によるコミュニケーション力 

(b)科学英語を用いて、自ら問題を発見・解決する力

(c)科学的な探究活動についての情報の整理や発信力

指導
計画

1学期

・科学英語に関する語彙や表現について理解する。
・科学関連の記事の読解とその要約。
・科学関連のテーマを設定し、収集した情報をもとにした発表と質疑応答を行う。

2学期

 ・科学的なアプローチに基づく論理的構成(仮説、方法、実験、結果、考察)を学習する。
 ・客観的資料や根拠に基づいた主張のライティング活動やスピーキング活動を実施する。

3学期

・作成した視覚資料を用いた「探究科学」の研究に関するプレゼンテーションを行う。
・「探究科学」の研究内容をアカデミックライティングの手法により要約する。

 

⑤ 「統計とプログラミング」(中学校1~3年生、各35時間/年)

目標 科学的な見方・考え方を働かせ、基本的・体験的な学習活動を行うことなどを通して、実社会の問題解決において統計を活用し、プログラミングによって解決するための創造的思考力と総合的判断力の基礎を育成することを目指す。
内容

ア 次のような知識及び技能を身に付けること。

(a)ヒストグラムや箱ひげ図、基本的な統計量に関する知識

(b)コンピュータを活用してデータを整理する技能

(c)プログラミング学習の基礎となるアルゴリズムについての知識

(d)適切なプログラムを制作、動作の確認及びデバッグ等を行う技能

イ 次のような思考力、判断力、表現力等を身に付けること。

(a) 目的に応じてデータを収集し、適切な方法でデータを分析する思考力、判断力及びその事象の特徴を説明する表現力

(b)データを元に情報処理の手順を具体化し、結果の評価・改善を行う思考力、判断力等

指導
計画

1年生

・ヒストグラムや箱ひげ図などの統計における基礎的な知識を学習する。
・表計算ソフト等を活用してデータを整理・分析し、そこから分かることを発表する。

2年生

 ・実社会のデータを習得した統計的手法により分析し、特徴などを発表する。
 ・アルゴリズムについて理解し、解決の過程をフローチャートで表現する。

3年生

・分散や標準偏差などの統計量についての知識を学習する。
・pythonを用いて基本的なプログラムを作成する。

 

⑥ 「英会話」(中学校1~3年生、各35時間/年)

目標

英語を用いて科学の分野でグローバルに活躍できる人材を育てる。

内容

身近なテーマについての対話から「探究基礎」の研究内容の発表まで、主に口頭でのコミュニケーション活動を行う。

指導
計画

1年生

自分と身の周りのことについて、英語で説明するとともに、相手の話す内容を理解できる力を身に付ける。
(自己紹介、買い物、道案内など)

2年生

 身近なテーマについて自分の考えを発表するとともに、ペアやグループで意見を交流できる力を育てる。
 (学校生活、地域の紹介、他国の文化など)

3年生

科学に関するテーマについて英語で発表できるプレゼンテーション力を身に付ける。
(探究のテーマ、環境問題など)

 

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