令和2年4月
部活動の意義・目的
    部活動は生徒が自発的・自主的にスポーツや文化活動、ボランティア活動等を行うものであり、これらを通じて学校生活に豊かさをもたらすものである。また、生徒の自主性、協調性、責任感、連帯感の涵養を目的とし、本校の教育目標である「社会人基礎力」(「前に踏み出す力」、「考え抜く力」、「チームで働く力」)を身につけた生徒の育成に大きな意義を有するものである。
 
運営・指導について
  1. 顧問は年間の活動計画並びに毎月の活動計画及び活動実績を作成し、校長に提出する。校長は、生徒や顧問の負担が過度となっていないか点検し、必要に応じて改善を指示する。
  2. 活動の前後だけでなく、活動中にも生徒の様子を観察し、健康状態の把握に努める。また、生徒一人一人の心と体の状態等に応じた指導を心がける。
  3. 高温下での活動や急激な天候変化については、危機管理マニュアルに基づいた適切な判断と迅速な対応により熱中症等の事故防止に努める。
  4. 指導に当たっては、人権を尊重し、深い生徒理解と確かな人間関係の構築に努め、生徒の意欲や自主的、自発的な活動を促す。
  5. 体罰、パワーハラスメント及びセクシャルハラスメント等人権を侵害する行為の根絶に努める。
  6. 施設・設備等の安全点検を定期的に実施し、破損等があれば使用中止、補修などの措置を速やかに行う。また、安全に活用できるよう使用方法等について生徒に指導する。
 
活動時間の設定について
    平日は2時間程度、休業日は3時間程度とする(長期休業を含む)。ただし、活動の様態や競技・部門の状況を考慮して、生徒・保護者に十分な理解を得た上で、活動時間を設定することができる。その際は、合理的でかつ効率的・効果的な活動となるよう計画を立てる。 
 
休養日の設定について
  1. 学期中は、原則週当たり2日以上の休養日を設ける。(平日は少なくとも1日、土曜日及び日曜日は少なくとも1日以上を休養日とする。土曜日及び日曜日に大会やコンクール、コンテスト、発表会等に参加した場合は、他の日に振り替える。)
  2. 長期休業中の休養日の設定は、学期中に準じた扱いを行う。
  3. 学校閉庁日や年末年始、定期考査の期間等を利用して、ある程度まとまった休養期間を設ける。定期考査1週間前から終了まで、原則部活動は行わない。
 
その他
   この方針は、「奈良県部活動のあり方に関する方針(令和2年4月 奈良県・奈良県教育委員会)」に基づいて策定した。