終業式に先立ち、「税に関する高校生の作文」で奈良県教育長賞・奈良税務署長賞・奈良税務署管内租税教育推進協議会優秀賞を受賞した3名、放送部局、サッカー部、卓球部、コーラス部、演劇部、テニス部、陸上競技部、バレーボール部、女子ハンドボール部、ソフトテニス部への賞状伝達と、卓球部、テニス部、ソフトテニス部、空手道部への壮行式が行われました。テニス部の代表生徒が挨拶をし、校長、生徒会長から激励の言葉が贈られました。

校長から今年1年の世相を漢字一文字で表した「今年の漢字」が「金」であったことにふれ、パリオリンピック・パラリンピックの金メダル、「佐渡島の金山」が世界遺産に登録されたことなど、光の側面を表す「金(きん)」と、政治の裏金問題や金目当ての闇バイト強盗事件、止まらない物価高騰など、影の側面を表す「金(かね)」の二つの意味があること、流行語大賞に「ふてほど」が選ばれたことを通して、昭和と令和の違いについて、情報の収集の仕方が大きく変化したことを伝えられました。SNSや動画サイトには、生成AIを使い作られた本物ではない画像や動画、悪意のある情報もたくさんあり、溢れる情報の中から、流されることなく正しい情報を見極めるためには幅広い知識で判断できる力が必要で、その方法は「勉強と読書」だとの話がありました。また、PTA主催の大学見学会で関西大学からの説明の中で高校生のうちに始めてほしいこととして「高校の授業とテストを大切にする」「苦手な分野を分析してわからないことを放置しない」との話があったことを通して、普段のこれらの取組が、大学受験など進路選択の準備になると話されました。最後に3年生の受験生への激励の言葉を伝えて式辞とされました。

生徒指導部長から、服装を整えることで心も整えるよう、今一度見直し確認してもらいたい。冬休みは世間が浮かれるが流されることなく、昼夜逆転することのないよう、規則正しい生活を送り、高校生らしく過ごしてもらいたい。とのお話がありました。