姉妹校間交流
令和5年度 ドイツ姉妹校派遣(3/8~3/21)
【Day 1~3】(3月8日~3月10日)ドイツ到着・ホスト顔合わせ
3/8(金)夕刻、関西国際空港を出発しました。ドーハ経由でフランクフルトに到着後、列車にて姉妹校の最寄り駅まで行きました。
駅ではホストファミリーが派遣生を出迎えてくださり、ついに初めて顔を合わせることができました。
派遣生たちは長時間の移動の疲れも忘れるぐらいに、これからの交流に胸を躍らせている様子でした。
その後、各ホストファミリーの家に行き、週末を一緒に過ごしました。各々、観光や食事を共にしながらお互いのことを知る貴重な時間となったようです。
いよいよ4日目から姉妹校での活動が始まります。有意義な時間となることを期待しています。
【Day 4】(3月11日)ドイツ姉妹校体験
3月11日(月)より姉妹校での交流活動が始まりました。
派遣生徒は各自のホストと一緒に通学しました。日本の学校とは異なる雰囲気を実際に肌で感じることができました。
初めに、学校の講堂にて対面式を行いました。校長先生の挨拶の後、本校教員、本校生徒代表の挨拶を行いました。
2時間目から英語や音楽などの授業に参加しました。英語の授業では姉妹校生徒からたくさんの質問があり、
お互いの生活や学校の違いや共通点などを話し合いました。姉妹校生徒からの意欲的な質問に、英語で一生懸命伝えようとしている姿がとても印象的でした。
その後、市役所に移動し歓迎式に参加しました。リンテルン市長より、コロナの影響で途絶えていた受け入れが、
数年越しに再開できたことの喜び、そしてこれからの交流が両校の生徒にとって価値のあるものになるようになどの言葉をいただきました。
その後、再び学校に戻りそれぞれの授業に参加し、1日目が終わりました。本格的に英語を使っての授業に苦戦していましたが、
ホスト以外の生徒や先生と交流し、お互いについてさらにわかり合う素晴らしい機会になり、
明日からの授業・交流活動にもさらに期待を高めています。
【Day 5】(3月12日)授業体験・ハーメルン
本日は1時間目と2時間目の授業に参加した後、「ハーメルンの笛吹き男」で有名なハーメルンに半日観光に行きました。
到着してすぐ、その昔ながらの壮観な街並みに派遣生徒たちは感銘を受けている様子でした。
現地のガイドさんと合流後、街の作りや建物についてガイドさんから説明を受けながら街を周り歩き、
ハーメルンの街について肌で感じながら学ぶことができました。
「Museum Hameln」では、「ハーメルンの笛吹き男」について、絵画や像、書物などの展示物を見物しながら
その物語を詳細に知ることができました。ただ話を聞いたり知ったりするだけでなく、実際に自分で見て知ることの大切さを感じました。
歴史深い街であるハーメルンを歩き見て学ぶことで、教科書などで聞いたことがある物事が
目の前にあるものに深く関わっていると分かり、その歴史の深みに触れた1日となりました。
【Day 6】(3月13日)ハノーファー観光
本日は朝からホストの生徒と一緒にハノーファーにて1日観光を行いました。
ハノーファー中央駅前広場にて本日の予定を確認し、「Erlebnis-Zoo Hannover」というドイツで有名な動物園に向かいました。
動物との距離が近く、檻も少ないため自然に近い状態で日本ではなかなか見られない動物なども見ることできました。
動物園としては珍しくアトラクションパークのような作りになっている場所も多く、非日常的な雰囲気の中で、貴重な体験となりました。
昼からはハノーファーの市内観光を行いました。姉妹校の校長先生から直々に各所の説明をしていただき、その歴史について深く学ぶことができました。
戦争前と戦争後のハノーファーの街並みの様子やメモリアルとして残された建造物や広島市から送られた記念品などを実際に目で見て知ることができました。
ハノーファーは広島市と姉妹都市の関係にあることも印象的だったようです。
また、教会の内部を拝見し、宗教改革についての背景などを肌で感じ、学ぶことができました。
ハノーファーは学校がある町リンテルンと比べて現代的な建物も多く栄えている様子でしたが、
その歴史を伝えるために多くの建造物が大切に保管されていて、改めてドイツの歴史を重んじる姿勢を感じることができました。
明日から再び学校での授業参加があります。残りの時間も意欲的に取り組み、さまざまな事を肌で感じながら学べることを期待しています。
【Day 7】(3月14日)授業参加・BBQ
本日は朝からホストの生徒と一緒に音楽の授業に参加しました。挑戦したのは「ブームワッカー」という長さの違いで音階が出せるプラスチック製の楽器でした。
各音階とベース担当に分かれて数回練習した後、曲に合わせてみんなで演奏しました。最初は全体でリズムを合わせるのが難しい様子でしたが、
回を重ねるごとに一体感が高まっていきました。またその後には、派遣生徒によるダンスのレクチャーを簡単に行いました。
言葉によるコミュニケーションではなく、音楽を通じて心を通わせることができたようでした。
その後参加した授業では、姉妹校の生徒と自由に交流する時間が与えられ、再びたくさんの質問を受けることになりました。
徐々に英語で話すことに慣れてきたようで、自分からコミュニケーションをリードしようとする姿も見ることができました。
また、本日は週に1回の部活動の日ということで、昼からは部活動に参加する生徒もいました。
文化系の部活動が中心で、生徒たちが主体的に取り組んでいる姿が印象的でした。
放課後、学校のキッチンを利用して、ホストファミリー、姉妹校教員、派遣生徒と本校教員のみんなでバーベキューパーティーを行いました。
各ホストファミリーの家庭から料理などを持ち寄り食事をしながら交流を深める素晴らしい時間となりました。
また、料理の準備や片付けなどを協力して取り組む姿から、1つのチームとしての意識が醸成されていると感じることができました。
明日は姉妹校での学校生活最終日となります。悔いの残らないよう最後まで積極的に時間を過ごせることを期待しています。
【Day 8】(3月15日) 授業参加最終日
学校での授業参加最終日となりました。
朝からホストの生徒と一緒に美術の授業に参加しました。写真立てのデコレーションを行い、ホストの生徒とペアで1人1つずつ協力しながら
世界に1つだけの写真立てを作成しました。完成後、写真立てと共にホストの生徒とツーショット撮影を行い、
お互いへの記念品として後日その写真を入れて配布する予定です。デコレーションという協働作業から、
この共同生活を通して得た生徒たちのチームワークを見ることができ、決して長くはない時間ですが濃い時間を過ごしてきたことが実感できました。
また、「Acting」という演劇の授業にも参加しました。授業のウォームアップとしてテニスのサーブなどをスローモーションで行ったり、
曲に合わせて体を様々に動かしたりしました。そして、授業内容に関連するトピックについて、ペアで寸劇を自由に作成して演技するということもしました。
姉妹校の生徒たちの迫真の演技に派遣生徒たちは圧倒されていました。演劇についての知識や技術などを実際に表現し、
そして生徒たちでお互いにフィードバックを行いながら身につけていくという授業で、
なかなか日本では体験できないスタイルの授業に派遣生徒たちは難しさや恥ずかしさを感じつつも積極的に参加している姿が印象的でした。
授業の後、本日学校での交流が終わりとなるので、校長先生からご挨拶をいただきました。
新型コロナウィルスの影響で途絶えていた日本生徒の受け入れが、ついに実現し、素晴らしい形で締めくくることができたことを嬉しく思い、
来年度のドイツ姉妹校生徒の日本への派遣がより良いものになることを祈っているとお話いただきました。
学校内での交流は終わりとなりますが、残された時間をホストの生徒と共に過ごし、
最後まで交流を深め、少しでも多くのことをお互いから学ぶことができることを期待しています。
【Day 9,10】(3月16-17日) 各ホストとの自由時間・サヨナラパーティー
3月16日(土)、17日(日)の週末は、各ホスト家庭とともに時間を過ごしました。離れた都市まで遠出したり、家で日本料理を振る舞ったり、
ゲームを一緒にしたりと各々の過ごし方で最後のひと時を満喫しました。しかし、過ごし方は違えど、
ドイツでのホストファミリーとの思い出を締めくくるかけがえのない時間となったことには違いないでしょう。
日曜日の夕方、学校で「サヨナラパーティー」が行われ、ホストファミリー、派遣生徒、両校の教員が集まり、全員で最後の時間を共有しました。
まず、それぞれのホストファミリーに向けて書いた手紙を、派遣生徒からひと家庭ずつ手渡ししました。
ホームステイ中、英語で自分の口から感じていることや感謝の気持ちを伝えることが難しかったですが、
手紙にすることで素直な気持ちを伝えることができた様子でした。
そして、各家庭から持ち寄ったお菓子などを食べながらこれまでの出来事等を振り返り、最後に派遣生徒からのプレゼントとしてダンスを披露しました。
その後、ホストの生徒も混ざり、みんなでダンスを行い、最後の時間にふさわしい一体感のある温かい雰囲気が流れていました。
いよいよ明日、ホストファミリーのもとを発ちます。素敵な思い出を胸に、残りの観光も充実したものになることを期待しています。
【Day 11-14】(3月18-21日) ケルン、ローテンブルク観光・帰国
3/18(月) 朝、姉妹校にてホストファミリーと姉妹校教員から残りの観光が安全に進むこと、
そしてまた再会できるようにと、お言葉をもらい温かく見送っていただきました。お互いになかなか心の整理がつき切っていない様子でしたが、
それぞれの今後の活躍を願い別れを告げ、バスに乗り込みリンテルンを後にしました。
その後、ケルンに着き、ケルン大聖堂やケルントライアングルなどを訪れ見学しました。
高い建築技術で造られたケルン大聖堂の精巧さを外からだけでなく中からも見ることができました。
また、ケルントライアングルの展望スポットからはケルン大聖堂と街並みを一望することができ、その絶景を堪能することができました。
3/19(火) ドイツでの最終日はローテンブルクにて1日観光を行いました。
ロマンティック街道やマルクト広場を訪れ、歴史ある市内を街歩き、お土産を買ったり、食事を楽しんだりと有意義な時間を過ごしました。
まさに「ドイツの街並み」を楽しんだ、ドイツ観光最終日にふさわしい1日になりました。
3/20(水) いよいよ日本に向け出発の日となりました。名残惜しい気持ちが多くありましたが、空港に向かい出国しました。
あっという間の14日間でしたが、その濃さは計り知れないものになったと思います。
しかし、これからが「本当のスタート」です。この経験をどう活かすのか、今後の生徒達の活躍に期待したいです。
令和5年度 オーストラリア姉妹校生受け入れ(9/16~9/24)
【Day 1】(9月16日)法隆寺国際高校到着・ホスト顔合わせ
オーストラリア姉妹校生の一団は約14時間のフライトを経て無事に本校へ到着しました。
疲れた表情を見せることなく、笑顔でホストファミリーとの顔合わせを行い、それぞれのホストファミリーの家へと向かいました。
【Day 2】(9月17日)ホストファミリー
本日は1日各ホストファミリーの家族と過ごしました。USJや奈良市散策、大阪散策などそれぞれ様々な場所へ行ったようです。
【Day 3】(9月18日)京都散策
本日は姉妹校生と本校ホスト生徒での1日京都散策です。清水寺と伏見稲荷を散策し、寺と神社の違いを見て感じました。
大変な混雑を予想していましたが、時間が早かったこともあり、無事に散策を楽しむことができました。
【Day 4】(9月19日)歓迎式・日本文化体験(茶道・華道)・書道授業体験
いよいよ本日から本校生と一緒に学校への登校です。歓迎式では緊張の面持ちで全校生徒との顔合わせを行い、留学生の代表の先生と生徒が日本語で挨拶をしてくれました。日本文化体験では、茶道と華道を講師の先生のご指導のもとで行いました。作法に困惑しながらもなんとかやり遂げ、活けたお花はホストファミリーへのお土産として持ち帰りました。書道授業体験では、本校2年生の生徒とともにうちわの作成を行いました。姉妹校生はそれぞれ自分の好きな漢字や日本語を本校生徒から教えてもらい、作品を完成させました。また、授業の最後には、本校生からの手作りの色紙のプレゼントがありました。
【Day 5】(9月20日)授業参加・音楽授業体験
本日は本校の普段の授業に参加しました。これまでと違い、他の姉妹校生とは離ればなれの行動に少し不安な表情をしていましたが、それぞれのクラスでは大歓迎をされ、楽しい時間を過ごせたようです。数学など共通の授業では内容を理解できたものの、国語や歴史などの授業は理解が難しかったと話してくれました。音楽授業体験ではハンドベルの体験をしました。事前に準備をしてくれていた本校生が優しく姉妹校生に教え、授業の最後には全員で一緒に一曲を演奏することができました。放課後には弓道部にお邪魔し、弓道体験をしました。
【Day 6】(9月21日)法隆寺プレゼンテーション・法隆寺散策
本日は午前中に1年生総合英語科の生徒が法隆寺や斑鳩町のおすすめの観光スポットなどについて英語で紹介を行い、午後には実際に世界遺産である法隆寺の散策に行きました。日本の長い歴史を象徴する存在である法隆寺は姉妹校生だけでなく引率している先生方までも魅了していました。姉妹校生たちはその歴史的建造物をどれだけ綺麗に撮影できるかという小さなコンテストを行っていたようです。
【Day 7】(9月22日)授業参加・美術授業体験
時間が経つのは早く、本校への登校は本日が最終日となってしまいました。本日はより多くの本校生との交流ができるよう、それぞれのクラスでの授業体験が主な活動となっています。美術授業体験では風鈴の作成を行いました。本校生徒のサポートを受けながら、文字や絵を風鈴に描いています。これもオーストラリアへのよいお土産となってくれればと思います。
【Day 8】(9月23日)ホストファミリー
本日は1日ホストファミリーとの時間です。2日目とは違い、心の距離が近づいているのが見て取れました。本当の家族のように接してくださっているホストファミリーの方々には本当に感謝しています。
【Day 9】(9月24日)さよならパーティー
本日は姉妹校生、ホストファミリーのみんなを招いてささやかなさよならパーティーを学校で催しました。ホストファミリー生徒から集めたコメントと思い出の1枚をまとめた動画の視聴や、けん玉大会、お菓子を食べながらの雑談など、ゆったりとした時間が過ごせました。
【Day 10】(9月25日)法隆寺国際高校出発
いよいよ姉妹校生とのお別れの時が来てしまいました。ホストファミリーや生徒はオーストラリア姉妹校一団の残りの旅が安全に進むよう、そしていつかの再会を願ってお見送りをしました。彼らはこの後、広島、東京観光を経て自国へ戻るようです。また2年後の再会を楽しみにしています。
令和4年度 オーストラリア姉妹校派遣(3/11~3/25)
【Day 13】(3月24日)
いよいよ最終日となりました。日本へ帰国する前にシドニーの観光をしました。
まず最初にMrs. Macquaresを訪れました。ここでは、オペラハウスを背景に綺麗な写真が撮れる場所で、テレビ撮影でよく使われるそうです。
続いてオペラハウスに行きました。建物の歴史や造りについての説明を聞きながら見学しました。
建物の見た目はヨットがモデルとなっており、近くで見ると黄色がかった色をしているのですが、それは船から見た際に光が反射して迷惑にならないようにという理由だそうです。
次にタロンガ動物園に行きました。そこでは動物は自由に飼育されており、カンガルー、コアラ、ウォンバットなどのオーストラリア特有の動物を見ることができました。
オーストラリアでの最後のランチとなる Fish & Chips を食べた後、最後に向かったのはシドニータワーでした。シドニーの美しい景色を360度眺めることができました。
最後の観光を終えて、空港へと向かいました。
あっという間の15日間でしたが、生徒たちは本当に大きく成長しました。
生徒たちも、「この貴重な経験を忘れることなく、今後に生かしていきたい。」と話していました。
【Day 12】(3月23日)
姉妹校生と交流できる最後の日となりました。
朝学校に集まり、写真を撮ったり感謝の言葉を伝え合ったりして、別れを惜しみました。
その後、飛行機に乗ってシドニーへと向かいました。ホテルに着き、少し時間があったので、お土産屋さんに寄りました。
夕食はステーキで、海沿いにある綺麗な景色を眺めることができるレストランで、オーストラリア最後のディナーを楽しみました。
【Day 11】(3月22日)
いよいよオーストラリアでの学校生活最終日がやってきました。
1,2時間目は Cooking(料理)の授業で、オーストラリアの料理である「Sausage Roll」と「Anzac Biscuits」を作りました。姉妹校生と協力しながら楽しく実習することができ、一緒に作った料理はとても美味しかったようでした。
3時間目はホストシスター・ブラザーとそれぞれの授業に参加し、4、5時間目は日本語選択の姉妹校生と授業に参加しました。
6時間目の Okino 先生による英語の授業では、姉妹校生と一緒にオーストラリア英語を勉強し、ホストファミリーへの感謝の手紙作りも行いました。
そして放課後には姉妹校の生徒と先生方が 「Sayonara Party」 を開いてくれました。
ホストファミリーと、本校生、姉妹校生が一つの教室に集まり、楽しい時を過ごしました。
最後には本校生から代表のスピーチを行い、一人ずつ手紙とプレゼントを渡して感謝の言葉を伝えました。泣いている生徒もいて、感動に包まれたパーティとなりました。
【Day 10 】(3月21日)
本日はメルボルン市内を観光しました。
まず最初に訪れたのは、ストリートアートです。路地裏の両側の壁にたくさんの落書きアートがありました。
メルボルンはアートの街として知られていて、壁には常に新しい作品が描かれているそうです。
次に向かったのが、Eureka Tower(エウレカタワー)です。
285メートル、88階建てのタワーで、メルボルンの街を360度眺めることができます。
そして次は Queen Victoria Market(クイーン・ビクトリア マーケット)です。
そこではたくさんの新鮮な野菜や魚、肉などあらゆる食材を買うことができ、生徒たちはランチを取りました。
また雑貨屋も多数あり、T-シャツやアボリジニーグッズ、その他お土産等を買っている人もいました。
最後に訪れたのが、Victoria Library(ヴィクトリア州立図書館)です。
世界一美しい図書館の一つと称されており、中はまるでハリーポッターの世界のようでした。生徒たちは興奮して見学していました。
明日はいよいよ学校最終日となります。良い締めくくりとなるよう臨みたいと思います。
【Day 9】(3月20日)
週が明けて研修2週間目に入りました。今日の1時間目の授業では、学校が所有する農場を見学しました。
そこでは農作物等を姉妹校の生徒が自分たちで育てる勉強をしているようです。
一番多く育てられているのが「ぶどう」で、鳥に食べられないようにと網をかけられ保護されていました。中に入ってぶどうを食べさせてもらいましたが、とても美味しかったと生徒たちは話していました。
その他にもトマトやバラ、キュウリなど、さまざまな農作物が育てられていました。
また、鶏の飼育もしており、産んだ卵を調理実習用に使ったり、売って得たお金でエサを買ったりしているようです。
鶏小屋の清掃は全て生徒が行うとのことで、自分たちの学習に使う鶏たちを大切に育てていることが分かりました。
最後に、取ったぶどうを使ってワインを作る機械を見せてもらいました。ここでは徹底された監視の元、授業として生徒たちがワイン作りを体験することができるようです。
専門家のアドバイスを頂きながらワイン作りを実践できるということで、授業選択者の中にはワイナリーに就職を希望する生徒も多いとのことでした。
2、3、4、6時間目には数学や、物理、英語など、ホストブラザー、シスターと共に各自授業を受けました。
また、5時間目は、日本語選択の高校生との授業でした。
お互いに質問しあって、先週と同様に日本語と英語の行き交う内容の濃い授業となり、あるグループでは日本のアニメの話題で盛り上がりながら、英語と日本語で新しい単語を学び合っていました。
学校での授業は今日と明後日の残り2日となるので、さらに交流を深めていきたいと生徒たちは意気込んでいました。
【Day 6】(3月17日)
本日は、ホストブラザー、シスターと共に Phillip island(フィリップ島)に行きました。
フィリップ島はメルボルンの南に位置し、姉妹校があるLilydale(リリデール)から車で約2時間のところにあります。
学校を出発して、まずは島の入り口である San Remo(サン・レモ)へと向かいました。
そこでは、毎日12時にペリカンに餌をあげる催しがあり、約20~30羽集まってきます。間近で見る野生のペリカンの姿は圧巻でした。
続いて、Phillip Island Chocolate Factory(フィリップ島チョコレート工場)へ行きました。
お土産として、チョコレートを始めとした現地のお菓子を、たくさん買っている生徒もいました。
その後、お待ちかねのビーチに向かいました。
Smiths Beach(スミスズ・ビーチ)は比較的穏やかなビーチで、ホストブラザーやシスターと共に海に足をつけたり、岩場で魚を探したりと、楽しい時間を過ごしました。
その後、The Nobbies Centre(ノビーズセンター)という観光スポットを訪れました。
フィリップ島の最西端にあり、高い崖から美しい海の景色を眺めることができます。
移動途中の草むらにはペンギンの赤ちゃんが身を潜めており、生徒たちは興奮しつつも、彼らを驚かさないようにと小さな声で話をしていました。
ディナーを取るため次に向かったのは、Cowes Beach(カウズビーチ)です。
生徒たちはそこでお土産を買ったり、Fish & Chips(フィッシュアンドチップス)を食べながら散策するなど満喫しました。
最後に向かったのが、本日のメインとなるペンギンパレードです。
夜になると、大勢のペンギンが巣へ戻るために海から陸へと一斉に上がってくるのですが、それがまるでパレードのような光景でした。
そのかわいいペンギンの様子をみんなで静かにじっと観察しました。
驚かさないため、写真撮影は禁止されていて「記録」に残すことはできませんでしたが、「記憶」に残る本当に貴重な体験でした。
本校生とオーストラリア姉妹校生は、様々な体験や交流を通じ、関係性がさらに深まったようで、帰りのバスでは共に歌を歌ったりと、朝から夜まで本当に内容の濃い1日を過ごすことができました。
長時間運転してくれたグレッグ先生、ダニー先生には感謝しています。本当にありがとうございました。
【Day 5】(3月16日)
本日もアシスタントとして現地の生徒と一緒に日本語の授業に参加しました。
印鑑についての授業で、現地の生徒たちは、日本での印鑑の使い方を学んだ後に、実際に彫刻刀で消しゴムを掘って印鑑を作成しました。
一緒に印鑑を作成する中で、お互いに日本語と英語で質問し合いながら理解を深めていきました。
日本語が堪能な現地の生徒も多く、生徒たちもよい刺激を受けた様子で、「自分たちももっと頑張らないと!」と意気込んでいました。
お昼休みにはバスケットボールを通して交流を深めました↓
4、6時間目はホストブラザー、シスターと一緒に授業を受けました。
本日のSports (体育) の授業はキャンピングでした。事前にキャンプテントを張る練習をしたり、ケガや心臓発作等が起こったときの対処法を学んだりと、実践そのものでした。
明日はホストブラザー、シスターと一緒に野生のペンギンを見行く予定で、遠出になりますが、生徒たちは非常に楽しみにしている様子でした。
【Day 4】(3月15日)
今日は、ホストブラザーやシスターと一緒に、1時間目と2時間目の授業に参加しました。朝のホームルームにも一緒に行きました。
姉妹校にはReligion(宗教)、Business(ビジネス)、Economy(経済)、Woodwork(木工)などの授業があります。 Sports(体育)の授業では、サーフィンやキャンピング等も選択することができ、年に3回程度の実習もあります。日本の学校とは随分異なっています。
Woodwork の授業ではパソコンで絵を描き、レーザー機で木材にデザインを焼き付けて作品を制作するという、画期的な授業でした。
(3枚目はホストブラザーが作っていた見本です。)
3、4時間目は Okino 先生による英語の授業。5、6時間目は日本語の授業にアシスタントとして参加しました。カタカナを勉強したり、折り鶴を教えたりと、日本語と英語が飛び交う楽しい時間でした。
馴染みのある折り紙も、いざ英語で説明しようとすると結構難しいものですが、そこは日頃の勉強の成果です。上手に教えることができました。
放課後はそれぞれホストブラザー、シスターとボウリングに行ったり、ダンスの練習をしたり、バスケットボールやネットボールをしたりと、楽しい時間を過ごしました。
【Day 3】(3月14日)
3月14日(火)から授業が始まりました。
最初に、Assembly Ceremony(歓迎式典)が行われました。
現地の校長先生からの挨拶や生徒の皆さんからの挨拶の後、法隆寺国際高校からは、代表の教員と生徒が挨拶をしました。
200名以上の皆さんが見守る中でのスピーチは、代表の生徒にとって、大変緊張するものでしたが、堂々と話すことができました。
その後、アボリジニーの文化である「スモーキングセレモニー」に参加しました。
これは歓迎の証として旅行者の安全や身を守ってくれる儀式です。数種類の植物を燃やした煙を身体にまとわせて、身も心も魂も清めてくれました。
その日は、日本語を勉強している現地の生徒の授業に入ったり、各ホストブラザーやシスターの授業に参加したりするなど、貴重な体験ができました。
日本語の授業では、漢字を教えたり、日本文化を紹介するためにラジオ体操をしたり、逆にゴーストバスターズのダンスを一緒に踊ったりもしました。
本格的に授業が始まって、英語で会話する機会や勉強する機会が増えて大変な様子でしたが、一生懸取り組んでいました。
一日中英語を使う生活に疲れを見せながらも、懸命に取り組む姿がとても印象的でした。
【Day 1 ~ Day 2】(3月12,13日)
1日目、関西国際空港を出発し、シンガポールを経由してメルボルンに無事到着しました。
姉妹校のマウントリリデールマーシーカレッジ校は、メルボルンからバスで約1時間のところにあります。
学校に到着すると、ジョーン教頭先生、グレッグ先生から各ホストファミリーの紹介がありました。
生徒の皆さんは互いに自己紹介をして各ホスト家庭へと向かいました。
2日目は、オーストラリアでは祝日だったため、学校でホストファミリーと一緒にバーベキューパーティーをしました。
生徒の皆さんは1日目のような緊張した雰囲気はなく、お互いに会話が弾んだようでした。休憩中にバスケットボールをして楽しんでいる人もいました。
令和3年度
令和3年度 ドイツ姉妹校オンライン交流
例年、本校ではドイツ姉妹校(Gymnasium Ernestinum Rinteln)とオーストラリア姉妹校(Mount Lilydale Mercy Collge)への派遣と受け入れを行ってきましたが、今年度は新型コロナウィルスの影響でドイツの姉妹校とのオンライン交流に変更となりました。
年に数回希望者を募り、お互いの学校や国の文化についてのプレゼンテーションを行いました。事前に設定したテーマに沿って調べ学習および資料の作成をして英語で発表を行い、発表の後には質疑応答を行って、お互いの文化・価値観に対する理解を深めました。また、異文化を理解する過程で、自国の文化について改めて学習する機会ともなりました。
直接交流することが難しい状況ですが、オンライン交流によって異文化に触れ、学ぶことができ、様々な文化・価値観に触れることで、「広い視野」や「他者尊重の心」を育てるきっかけになりました。
○日本文化を紹介する様子 ○ドイツ姉妹校の生徒の発表を聞く様子