ごあいさつ ~地域と共にある盲学校をめざして~     

奈良県立盲学校

校長 広中 嘉隆

校長写真

 こんにちは。奈良県立盲学校長の広中嘉隆です。校長2年目を迎えます。よろしくお願いいたします。

 本校は奈良県内唯一の盲学校として、視覚に障害のある幼児児童生徒に専門の教育を行っています。学校は大和郡山市南部ののどかな田園地帯の中にあり、近鉄橿原線筒井駅から徒歩15分ぐらいです。1920年(大正9年)の私立奈良盲唖学校の創設以来今年で99年を迎えます。来年(2020年)5月30日に創立100周年記念式典を実施することになっており、現在全校体制で準備をすすめているところです。

 今年度の全校在籍者数は39名と小規模な学校ですが、下は5歳児から上は60歳代の方まで、幅広い年代の幼児児童生徒がともに学び、とても温かい雰囲気の中、こつこつと学業、資格取得、スポーツ、文化活動に一生懸命取り組んでいます。教員集団もアットホームな雰囲気で皆さんの学業を支援しています。

 昨年度は1年をとおして「打って出る盲学校」「地域に開かれた盲学校」をキャッチフレーズにしてさまざまな取り組みをおこなってきました。学校見学体験会や文化祭、福祉機器展、交流学習、理療科外来実習など外部の方が盲学校に来てもらう取り組みをおこなう中で、少しずつですが奈良盲のことが地域の人にも知ってもらえるようになってきたのではないかと実感しています。おかげさまで、今年度は昨年の4月に比べて幼児児童生徒数が3名増、学級数は2学級増ということになりました。地域に対する地道な啓発連携の成果ではないかと思っています。

 本校はこれまで県内の視覚障害児者教育のセンター的役割を果たし、また理療の専門教育機関としても数多くの職業人を社会に送り出してきました。その実績を、さらに今後の100年に伝えていくために、これまでの取り組みを振り返り、維持をしつつ今後に向けた展望を探っていきたいと考えています。

 また、本校の歴史資料の整理にも努めていきたいと考えております。卒業生の方々、元教員の方々、関係者の方々で、過去の貴重な資料をお持ちの方がいらっしゃいましたら、お知らせいただけるとありがたいです。

 今年度もよろしくお願いいたします。