令和元年7月5日(金) 大学見学会

 7月5日(金)に、高円高校育友会主催の大学見学会を実施しました。午前中は大阪教育大学(柏原キャンパス)、午後は四天王寺大学を訪問しました。当初の予定では、保護者と生徒希望者が見学会に参加する予定でしたが、先日の臨時休業により学校行事を変更したため、保護者のみの見学会となりました。

 

 大阪教育大学は、教育学部の単科大学ですが、教員免許取得を卒業要件とする課程と、卒業要件としない学科があります。大学は金剛生駒国定公園内の海抜135㍍に位置しており、最寄り駅からは高低差60㍍あるため、3基のエスカレーターが稼働しています。約66万㎡という広大なキャンパスには、豊かな自然の中に優れた教育・研究を実現するための様々な施設が整備されています。附属図書館は5階建てで、蔵書数が多いだけではなく、様々な学習の形に対応した施設も備えられています。音楽棟や美術棟・工芸棟なども、充実した学びの環境が整っていました。

 施設見学の後、学校説明をしていただきました。アドバイザーの先生からは、大阪教育大学を目指す高校生に向けたメッセージをいただきました。

【「毎日の授業を大切に!」…○センター試験の成績が大きく影響します ○日々の授業を大切にして、基礎学力を十分に身に付けることが必要です ○「やる気」と「学力」のある人を求めています。】【大阪教育大学で学んで、日本の教育を背負ってほしい】という、力強いメッセージでした。

  

 四天王寺大学は、3年後に創立100周年を迎えるという歴史と伝統のある学校です。

 本年4月に新設された看護学部では、学内演習の段階から実際の現場に近い環境を経験できるよう、最先端の施設・設備が整備された看護棟で学ぶことができます。また、四天王寺福祉事業団や近隣病院等と連携した学外での実習体制も整っています。

 教育学部は、「小学校教育」「幼児教育保育」「中高英語教育」「保健教育」の4つのコースで、専門性を深く学べるようになっています。「いい先生」を育成するために、1回生から小学校などの教育現場と協働して実習を行い、実践力を磨く事ができます。昨年度の教員採用試験合格者は、124名と全国で10番目の実績を上げておられます。

 学校職員の方々からの説明だけでなく、人文社会学部日本学科3回生で奈良県出身の二人の学生さんから、大学に通う意義や魅力などについてもお話をしていただきました。四天王寺大学の魅力として、「サポート力」と「豊かな学び」をあげられました。「ピアサポート制度」といって、学生同士の相互扶助を基調とした取組も充実しているようです。

 学生が生き生きしている、そんな爽やかな印象のある大学でした。 

  

 2校の関係者の方々には大変お世話になり、ありがとうございました。