令和元年5月29日(水) 高円高校育友会総会・進路講演会、文化体育後援会総会を開催しました

 今日は育友会総会並びに文化体育後援会総会の日。総会に先駆けて、進路講演会がありました。総会は50名のご出席のもと、12の議題が全て決定されました。

 総会では、平成30年度事業・決算報告と令和元年度事業計画・予算案等を検討いただき、新旧の本部役員の紹介もありました。旧役員の皆様には大変お世話になりました。ありがとうございました。そして、新役員の皆様、どうぞ1年間、よろしくお願いいたします。

 進路講演会は、奈良県ご出身の、株式会社 キッズ・コーポレーション 高校生援護センター長・ファイナンシャルプランナーである石橋知也様を講師にお迎えして、「卒業後の進路を踏まえ、高校生活で知っておくべきこと」と題して、ご講演いただきました。今の大学入試の現状や進路実現のためにどうすればよいか、①高校卒業後の進路、②高校生活、③親子間のコミュニケーション の3点について、分かりやすくお話をしていただきました。

ーーーーー講演の概要ですーーーーー

◆現高校2年生から大学受験が大きく変わる。大学数が増え、少子化が進む中で、企業が求めるのは、知識・学力だけではなく、主体性・自主性のある人材である。「学習」から「学問」へ。学習暗記型、詰め込み型の学習だけでなく、自ら課題を見つけ、解決する能力が大切である。「学習」だけでは、将来、仕事を人工知能に取られてしまう危惧がある。自らの意志を伝える、自らの考えを表現できる、いわゆるコミュニケーション能力が必要である。
◆学力をつけることはもちろんだが、高校生活で頑張ったこと、取り組んだことを、『e-ポートフォリオ(electonic portfolio)』に記録して蓄積しておくことが大事。つまり、高校生活における日々の学習や活動(クラブ活動、委員会活動、資格取得、文化祭・体育祭、課題研究、趣味・特技、読んだ本 等々)の記録を電子化して残しておく。そうした蓄積があれば、志望理由書や小論文を書くときに困らない、希望の進路実現にもつながっていく。高校時代は、校内外の諸活動、興味があることは、しっかり取り組んでほしい。
◆親としてどうしたらいいのか、親子間のコミュニケーションを図るためには、【キック】と【タック】が大切である。【キック】…子どもの話を聞くこと。子どもの話を途中で遮ることなく、最後まで「聴く」ことが大切。「キック」のこつは、忍耐。【タック】…子どもへの質問は「二者択一(タック)」にする。「将来をどう考えている?」「~はどうですか?」という質問は、子どもにとって答えにくい。答えやすい質問をする。「タック」のこつは、「二者択一」。
  
 ご家庭におかれましても、高校卒業後の進路について、お子様と是非ともお話ししてみてください。