【Q1】自尊感情とは?

自尊感情とは、自分の大切さに気づき、自分を価値ある存在として尊重し認める気持ちのことです。一人一人の子どもの自尊感情を育むことは、学校における様々な教育活動をより効果的なものにするために重要なことです。

(人権・地域教育課)

【Q2】子どもの自尊感情を高めるためには?

教職員は子どもの存在そのものを認め、子どものよさを見つけて伸ばすことを大切にしてください。また、日頃から、つながりのある学級集団づくりに取り組むとともに、日々の学校生活の中で、子ども自身が責任を持って選択・決定し実行するという経験を大切にしたり、「人の役に立てた」という自信や「人から必要とされている」という喜びを共感し合えたりする取組を進めることも大切です。

(人権・地域教育課)

【Q3】自分の気持ちや考えなどを適切な言葉で相手に伝える力を育むためには?

まず、自分の気持ちや考えを素直に表現することの大切さを伝えてください。そして、自分の気持ちや考えを、その場に適切な言い方で率直に表せるように、ロールプレイ等の手法を使って「私メッセージ」で述べたり、互いに攻撃的でなく主体的な表現で述べたりできるスキルを身に付ける取組を工夫してください。また、相手に聴いてもらえるという安心できる関係づくりのために、話し手の方を向いたり、うなずきながら聴いたりする「傾聴スキル」を育てることも重要です。

(人権・地域教育課)

  • (関連リンクなし)

【Q4】集団づくりとは?

一人一人違った個性をもち、様々な生活を背負い、別々の場所で暮らしてきた子どもたちをていねいにつなぐこと、互いに支えある人間関係をつくり出すことが集団づくりです。集団づくりを進めることは、子どもたちが安心して学校生活を送り、学習意欲や規範意識を育む上で非常に大切なことです。また、様々な教育活動をより効果的なものにするためにも重要なことです。

(人権・地域教育課)

【Q5】集団づくりの手立てとは?

まず、子どもの実態や生活背景、一人一人の子どもの願いを把握・分析するとともに、「どんな子どもに育てたいか」「どんな学級をつくりたいのか」という目標やビジョンを持つことが求められます。その際には、教職員が目指す方向を共通理解する必要があります。学級集団づくりを進める上では、子どものよさを見つけて伸ばすことを大切にし、一人一人の子どもの日々の変化や子どもどうしのつながりに注目することが大切です。また、授業をはじめ、日々の生活や行事、活動の中に、協力、参加する活動を取り入れ、子ども同士の支え合う関係づくりを促進することも大切です。詳しくは「人権教育の手びき第52集」を参考にしてください。

(人権・地域教育課)