【Q1】「人権教育の推進についての基本方針」とは?

平成20(2008)年2月、より豊かな人権教育を推進していくための方向性を示す大きな柱として、「人権教育の推進についての基本方針(以下、「基本方針」と表記する)」を策定しました。その内容を深く理解して、各学校、地域において、それぞれの課題に即して人権教育の取組を推進してください。

(人権・地域教育課)

【Q2】「人権教育推進プラン」とは?

「人権教育推進プラン」は、人権教育を具体的に推進するために大切にしたい内容等について示しています。平成31(2019)年3月、多様化・複雑化する社会状況を踏まえ、これまでの取組の成果を継承・発展させるため、新しい「人権教育推進プラン」の策定を行いました。各学校における人権教育推進計画の策定等に参考にしてください。

(人権・地域教育課)

【Q3】人権教育を進める基本的視点は?

新しい「人権教育推進プラン」では、人権が尊重される学校の具体像をイメージして、次のように3つの基本的視点を示しています。これらの視点を重視して人権教育を推進してください。
・一人一人の可能性を伸ばすことから(自己実現の視点)
・一人一人のちがいを豊かさとして捉えることから(共生の視点)
・一人一人のつながりを大切にすることから(人間関係づくりの視点)
 

(人権・地域教育課)

【Q4】人権教育推進の基本方向は?

新しい「人権教育推進プラン」においては、教職員・保護者、社会教育関係者により人権教育の取組がより一層具体的に進められるよう、「基本方針」の留意点に沿って、以下のような7つの取組を示しています。これらを踏まえて、教育活動全体を通して取組を進めてください。

・一人一人が大切にされる「場」づくり
・教育の機会均等の保障
・「人」について、「権利」についての学習
・様々な人権問題についての学習
・出会いから対話・交流、そして互いの理解へ
・生涯にわたる学習を通した包摂の社会づくり
・資料などの充実、学校・家庭・地域の連携

 

(人権・地域教育課)

【Q5】人権教育の指導方法等の在り方について[第三次とりまとめ]とは?

文部科学省は、学校における人権教育を推進するため、学習指導要領等を踏まえた指導方法の望ましい在り方等について調査研究を行い、平成23(2008)年に「人権教育の指導方法等の在り方について[第三次とりまとめ]」を公表しました。[第三次とりまとめ]は、理論的な観点からまとめた「指導方法等の在り方編」と「実践編」の二編で構成されています。

(人権・地域教育課)