12月14日、15日、1年生希望者26名が東京フィールドワークを実施しました。

1日目、東京大学を中心とする、教育支援活動を目的とした学生団体「FOS」さんの協力のもと、「宇野ゼミ」に参加しました。1年生は7月に本校文化創造館で体験して以来、2度目の「宇野ゼミ」です。今回は、秋田南高校・秋田南高校中等部・青森高校の皆さんと合同で、交流をしながらディスカッションをする形になりました。校歌斉唱とお互いの地元の紹介などから始まり、普段とは異なる雰囲気の中、文化や考え方の違いにも触れることができ、大変よい刺激になりました。その後、FOSさんのメンバーの方々に東大(本郷)キャンパスを案内していただきました。敷地の広さや施設が充実していることを実感し、大学進学へのモチベーションが高まりました。

         

2日目、午前はB&Sプログラムを実施しました。少人数のグループに分かれ、海外から日本の大学に留学している学生と一緒に、東京国立博物館から上野公園までを散策しながら、英語でディスカッションを楽しみました。生徒たちは、留学生に日本の文化を英語で説明したり、自分たちの文化と海外の文化を比較することで、普段気づかない日本の社会の魅力や特徴を新たに発見する貴重な時間を過ごしました。また、英語で対話する楽しさや異文化交流の面白さを実感していました。午後はJPタワー学術文化総合ミュージアム「インターメディアテク」を訪れました。東京大学キャンパス内に保存されていた標本や多岐に渡る学術的・文化的な展示物を鑑賞しました。2日間のフィールドワークを通じて、教室では得られない学びや視野を広げる機会を得ることができました。

 

以下は参加した生徒からの感想の抜粋です。

・宇野先生のゼミでは、緊張感のある空気の中でディスカッションを行い、多くの新しい発見がありました。他校の生徒たちと一緒に学ぶことで、感受性の豊かさや鋭い視点に驚かされ、自分ももっと努力しようと思いました。

・東大のキャンパスを訪れ、宇野先生のゼミや東大生との交流を通じて「学ぶことの面白さ」を改めて感じました。最初は東京に行くことが楽しみだったけれど、東大で得た経験の方が何倍も価値のあるものだったと思います。

・参加前は、積極的に動くことが苦手で少し不安を感じていました。しかし宇野先生のゼミやB&Sプログラムを通じて自分から行動できるようになり、友だちも増やせたのでとても良い機会になりました。

・英語を話すことが苦手で、最初は不安でした。でも、留学生との交流を重ねるうちに英語でのコミュニケーションが楽しくなり、相手に気持ちが伝わることの喜びを感じました。また、文法や発音の完璧さよりも、「伝えたい」という気持ちが大切だと学びました。

・社会に出たら、自分から積極的に動くことが求められると改めて実感しました。留学生との交流では、ジェスチャーや表情も大切だと感じ、英語を話すことで得られる学びの大きさを実感しました。