令和2年1月10日(金) 葵トリオ特別演奏会を開催しました

 令和2年1月10日(金)15時40分~16時30分、高円高等学校の文化鑑賞会として、「葵トリオ特別演奏会」を、奈良教育大学講堂をお借りして開催しました。

 葵トリオは、平成30年に第67回ミュンヘン国際音楽コンクールピアノ三重奏部門で、日本人団体として初めての第1位を受賞され、現在、国内外で活躍され、最も注目を集めておられるピアノ三重奏団です。メンバーは、生駒市出身のチェリスト伊東裕さん、橿原市出身のバイオリニスト小川響子さん、兵庫県出身のピアニスト秋元孝介さんです。

 本校の教員が、他校で当時高校生だったチェリストの伊東さんを教えた縁で、今回の特別演奏会が実現しました。伊東さんの出身地の生駒市をはじめ、日本各地で凱旋公演が行われる中、県立高等学校では唯一の芸術系学科を有する高円高等学校のために、演奏をしてくださいました。

 本校からは、第1、2学年全員と第3学年の音楽科生徒と希望者、育友会役員の方々が参加し、「世界一の音色」に酔いしれました。

 プログラムは次のとおりです。

♬ベートーベン作曲 ピアノ三重奏曲3番ハ短調 第1楽章、第4楽章
♬バッハ作曲 ガボット(ヴァイオリン独奏)
♬ショパン作曲 ノクターンハ短調Op.48-1(ピアノ独奏)
♬ポッパー作曲 ハンガリー狂詩曲(チェロ独奏) 
♬ラヴェル作曲 ピアノ三重奏曲イ短調 第2楽章
♬メンデルスゾーン作曲 ピアノ三重奏曲第2番ハ短調 第2楽章、第4楽章

 独奏曲は、一人一人の高く素晴らしい演奏技術とそれぞれの楽器の響きに圧倒されました。
 
三重奏は、息の合ったトリオの多彩な音楽性に魅了されました。
 演奏後には、特別に質問コーナーを設けていただき、本校生徒から、
 ・海外で学ぶ音楽と日本で学ぶ音楽の違い
 ・好きな音楽家
について、質問をさせていただきました。葵トリオの三人とも、それぞれの経験を踏まえ、丁寧に答えてくださいました。
 参加した生徒にとって、世界に触れるとても貴重な経験になったと思います。葵トリオのみなさま、本当にありがとうございました。これからの益々のご活躍を祈念しています。
 
    
■1月11日の奈良新聞にも掲載されました。

 タイトル 「世界一」の音色響かせ 

       高円高校文化鑑賞会
       「葵トリオ」が特別演奏