学校保健委員会 R7.2.18
令和6年度 学校保健委員会を開催しました。
学校医 北先生、学校歯科医 吉良先生、学校薬剤師 森本先生、育友会長、関係職員が参集し、本校の学校保健について協議しました。
□ 学校 北先生からは以下のようなご意見をいただきました。
「運動習慣について、なかなか毎日20分30分継続するのはハードルが高い。”VILPA(ビルパ)”と呼ばれる健康維持法がある。日常生活の中で短時間で活発な運動を行う健康維持法であり、教職員の体力向上も兼ねて、毎朝HRで1分間スクワットをするなど継続的に取り入れるのも良いのではないか。」
「痩身傾向の生徒が多いことについて、ルッキズムがSNSで助長されているのではないか。SNSで流れてくる誤情報に惑わされて、痩せている方がいいという感覚に陥っていることが危惧される。」
「食に対しての興味が少ない生徒が多いことについて、生徒たちがお菓子に興味があるなら、どんなお菓子の方が栄養として良いのか、なぜそちらの方がいいのか、保健の授業等で組み込んでも良いのではないか。」
必要であれば、医学的な見地から教員や生徒たちにご助言をしていただけるとのことでした。
□ 学校歯科医 吉良先生からは以下のようなご意見をいただきました。
「歯垢・歯石が付いている生徒が増加している。適切なブラッシングができていないのが原因。」
「歯科検診時に、何人か顎関節から音が鳴るという生徒を診ている。痛くて食事が取れないほどだという生徒はゼロだが、痛みが伴うなら歯科ではなく、口腔外科での治療が必要となる。」
□ 学校薬剤師森本先生からは以下のようなご意見をいただきました。
「『冬バテ』は知っていますか?気温差が影響し、寝付きが悪くなったり、睡眠の質が低下し、自律神経が乱れて免疫力が低下します。対策として、一定の時間に起床し、朝日を浴びること。バランスの良い食事を摂ること。身体を冷やさないこと。朝食が取れないなら温かいお湯などを飲んでみても良いでしょう。」
お忙しい中、専門家の先生方にお集まりいただき、本校の学校保健について有意義に協議をすることができました。
□ 校長 米倉より
改めて健康が大切であると感じている。ご飯を美味しく食べられる身体、食欲がわく身体づくりをしていく必要がある。高校生は何を美味しいと感じているのか、何が1番美味しく食べられているのか気になるところだ。今スポーツクラブは午前中は高齢の方でにぎわっている。健康寿命を意識されている高齢の方のほうが意識が高いように感じる。本校生徒は欠席が多いという実態から、健康に向けての意識や健康診断の意義などきちんと伝えていく必要がある。
頂いた貴重なご意見を、来年度へ向けて実現していけるように努めていきたい所存です。お集まりいただいた先生方ありがとうございました!